第75回 あつみロビーコンサート
おひさまのふたりが奏でるベルハーモニー
アンコーラ・ムジカ トロンボーンカルテット

日曜日、午後2時から始まった最初のステージは、秋の穏やかな日和にふさわしい “おひさま” のお二人による演奏。
心温まるベルの演奏、朗読、そして歌声が会場全体にあふれ、思わず「子ども達に聴かせてあげたい!」との、強い気持ちがわき上がりました。
子どもの情操を高める為にも今の時代に不足している栄養源の一つかも知れません。
第2部のトロンボーン四重奏では、いい意味で予想を裏切る素晴らしい演奏に感激!
低くて深みのあるやわらかなハーモニーは、さぞや客席を魅了したに違いありません。
また、楽器についてのやさしい説明や具体的なスライドの方法など、トロンボーンを身近に感じられたと思います。
今日の二つのステージは十分にそれぞれの役割を果たし、大成功に終始したと感じました。



今回のコンサートのチラシです。



渥美文化会館入り口に飾られたお花とロビコンの立て看板。
いつもながらの素敵なデザインに感謝です!

開場時間となり、お客様が次々と・・・







第1部は「大切なあなたへ」 〜おひさまのふたりが奏でるベルハーモニー〜
オープニングはミュージック・ベル、木琴、ピアニカの演奏で「エレクトリカル・パレード」
ディズニー不朽の名作によるメドレーが、手作りラッパのユーモラスなファンファーレと共に始まります。
お客様の手拍子も入り、いきなりテンションMAXへ!

2曲目は、モーツァルト作曲「トルコ行進曲」
“おひさま” は、近並さつきさん(右)、矢澤留美さん(左)のお二人によるユニット。
近並さん、じつは当ロビーコンサートのスタッフなんです!
私たちの仲間がこうしてステージに立つ姿を見るのは、本当に嬉しいですね。

次の「ひまわり」は、小学校2年生の子が夏休みの宿題で書いた詩に近並さんが作曲された作品。
矢澤さんもこの曲が大好きで、夏になるとよく歌われるそうです。
今回はイメージが広がるように、スライドを用意して下さいました。

とっても愛らしい歌ですね。
さわやかな透明感あふれるお二人のハーモニーが、会場を包み込みます。


次は「いのちのまつり」
大切な命がずっとずっと輝いていますように・・・
歌詞に込められたひとつひとつの想いが、深く心に染み入ります。

草場一壽作の絵本「おかげさま」を矢澤さんの朗読で。
近並さんの美しいピアノソロがアドリブで入ります。
生かされてることへの感謝の言葉 “おかげさま”
ホロッとさせられる素敵なお話でした。






NHKの朝ドラ “だんだん” より「いのちの歌」
茉奈 佳奈のお二人によって歌われていましたね。
次は、みんなで歌おうコーナー。
誰もが知っている名曲の数々を、会場のお客様も一緒に口ずさみます。
明るい歌声が会場いっぱいに響き渡り、一体感あふれる楽しいひとときとなりました。
続いて、ザ・ピーナッツのレパートリーから「恋のフーガ」そして「恋のバカンス」

(上)可愛らしい子どもさんから花束のプレゼントが!
微笑ましい光景に会場から温かな拍手がわき起こります。

(下)アンコールは「クラシックメドレー」
プログラムに載っていない「キッスは目にして!(エリーゼのために)」をサプライズで演奏していただき、感謝感激です!
最終曲では超ノリノリの手拍子も加わり、楽しく賑やかなフィナーレとなりました。
心温まる感動的なステージ、素晴らしかったです。

第1部終了後は20分間のティータイム。
スタッフがお茶とお菓子でお客様をおもてなしします。








今日は「レシピの会」の皆さんによる手作りスイーツ。
とっても美味しそうですね!
いつも素敵なお菓子をありがとうございます。


ティータイムの後は、ロビコンCDプレゼントコーナー。
先程ご出演下さった “おひさま” のお二人に、くじを引いて読み上げていただきます。
見事当選されたお客様、おめでとうございます!

第2部は「トロンボーン スライドの魅力」
アンコーラ・ムジカ トロンボーンカルテット
(トロンボーン 水野雅成、山口珠早紀、仁藤由佳、中村 淳)の皆さんによる演奏です。
1曲目は、クリス・ヘイゼル作曲 猫組曲より「クラーケン」
続いて、プッチーニ作曲の歌劇「トゥーランドット」より
「誰も寝てはならぬ」

司会進行役はバストロンボーン担当の中村さん。
じつは、田原市吹奏楽団の指揮者兼トレーナーとして田原へは毎週来られているんだとか。
指揮姿、さぞやかっこいいんでしょうね!
次は「川の流れのように」そして「見上げてごらん夜の星を」
なじみ深い名曲が続きます。


ここで楽器紹介です。
スライドの伸縮で音程を変えるトロンボーンの特徴を、直感的でじつに分かりやすく説明して下さいました。
お客様も右手を前後にスライドさせ、トロンボーン奏者ぶりを発揮しています。
しかし、各ポジションに印も無いのに勘で音程が取れるって正直スゴイと思います!
そのスライドを多用した曲、映画「リトルマーメイド」より
「アンダー・ザ・シー」

次は、中村さん大のお気に入り
「アメージングジング・グレイス」です。
トロンボーンは人の声に一番近い楽器だとか。
そのせいか、とても優しくてほっとする音色に心がいやされます。





水野さん(右)と、仁藤さん(左)










中村さん(右)と、山口さん(左)

プログラム最後は、フィリップ・スパーク作曲
トウキョウトリプティックより「シブヤ」
これまでの曲は、トロンボーン用に編曲されたものですが、これはトロンボーン四重奏のためのオリジナル、しかもかなりの難曲なんだそうです。
活気に満ちた渋谷の街並みが、まるで目に浮かぶかのようにリアルな演奏に感激!
じつにカッコイイ曲ですね。

スタッフより花束の贈呈があり、会場から割れんばかりの拍手が響き渡ります。








アンコールは「椰子の実」
渥美と言えばやっぱりこの曲ですね。
じつは、この日のためにトロンボーン四重奏用に編曲して下さったのが山口珠早紀(みさき)さん。(上の写真左)
伊良湖岬へのひとかたならぬ愛を感じます。(笑)
この編成でこの編曲! とてもレアな演奏を聴かせていただき、この上なく嬉しい限りです。
トロンボーン四重奏の美しい響きに、大いに魅せられたステージでした。

コンサート終了後、お客様よりアンケートを回収させていただきました。
今年度のロビコンは本日で終了!
ご来場、誠にありがとうございました。
次年度もスタッフ一同、心よりお待ちしております。

最後に出演者の皆さんと共に、記念撮影を行いました。
皆さん、素晴らしい演奏をありがとうございました。
スタッフの皆さん、お疲れ様でした!





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