第107回 あつみロビーコンサート
今だから夢と共感を歌声に〜 渥美混声合唱団

久しぶりのロビーコンサートでの演奏会
舞台に立ちライトが当たり、そしてピアノ伴奏や指揮が始まると普段とは違う自分にスイッチが入り、皆で心を一つにしてハーモニーを奏でる。緊張と喜びの瞬間です。
第1部は「九ちゃんが歌ったうた」より3曲、「明日があるさ」で始まり、懐かしい曲ばかり、前向きな気持ちになるように心を込めて歌いました。
モーツァルトのミサ曲ではラテン語の発音に四苦八苦しながらも、厳かに平和を祈る気持ちで臨みました。
第2部は「カーペンターズのアカペラ合唱曲」より4曲お届けしました。
中でも特に[Top of the World]は、会場の皆さんと一緒に手拍子を打ちながらリズミカルに楽しく歌うことができ最高でした。
アラカルトの4曲は、皆さんいつも通り調子が出てきましたね。
今回のコンサートでは色々なジャンルからの曲をお届けすることになり、スローガンでもある、今だからこそ、夢を持ち共感できる歌を皆さんと一緒に楽しむことが出来て感謝しています。
ひさしぶりに充実した気持ちを味わうことができました。


今回のコンサートのプログラムです。

プログラム裏面です。

本日のロビコンは、私も含め多くのスタッフが団員として参加している渥美混声合唱団。
当日は合唱団員を兼ねたスタッフが早めに文化ホールに集合し、会場の準備を行いました。
その後、他の団員と合流し練習に参加。まずは準備体操から始めます。
エアロビの指導はスタッフHさん。
毎週木曜日の合唱の練習時では、いつもお世話になっています。

その後、渥美文化ホールのステージにて発声練習とリハーサルを行います。








渥美混声合唱団の指揮者 森下静子さん。
いつも優しくきめ細やかなご指導で、私たちを導いて下さいます。
そして、あつみロビーコンサート運営スタッフ会代表、あつみNPOネットワーク会長という顔も持ち合わせておられる、並外れた才覚の持ち主です。
この写真はベース担当の私の立ち位置から撮らせていただきましたが、じつに表情豊かに一曲一曲ごとの曲想を伝えて下さいます。(今回はコロナ禍でマスク姿ですが)

左は類い希なる美声の持ち主、影アナ担当のスタッフKさん。
本職はピアノ奏者で、第75回のロビコンにもご出演。
右はステージ出入り扉担当のスタッフSさん。本職はサックス奏者で、第49回、60回、104回のロビコンに出演されました。





第1部と第2部の幕間でピアノソロを担当される宮部まどかさんのリハーサル。
まどかちゃん、いつも素敵なピアノ演奏をありがとうございます。






ここでカメラマンの交代です。
今回は多くのスタッフが合唱団員として出演するため、臨時スタッフにコンサートの運営をお願いしました。
ここからは友人のスタッフTさんに撮影をお任せし、私は合唱団員としてステージに専念させていただきます。

スタッフの皆さんがチラシのとじ込み作業を行っています。
よろしくお願いします!

文化ホール入り口で検温を担当されるスタッフさん。

受付はスタッフさん2名で担当。

開演時間が近づくにつれ、お客様が次々と来場されます。


渥美文化ホールの席数は740席。
なのでロビーコンサートの入場者数としては大入り満員ですね。

いよいよ開演、これまでの練習の成果を発揮する時がやって来ました。
第1ステージは『九ちゃんが歌ったうた 上を向いて歩こう』より3曲。
こうやって本番のステージに立つと、思わず身が引き締まります。

まずは、オープニングに相応しく明るくノリのいい曲「明日があるさ」
次は「上を向いて歩こう」
最後は「ともだち」
坂本九ちゃんの歌ってノスタルジックで素敵ですね。


2曲目「上を向いて歩こう」では、いきなりベースの主旋律から入るので、ちょっぴり緊張します。
数少ないベースの聴かせ処ですね。
今回は第1ステージと第4ステージを暗譜で歌ったのですが、私自身年齢と共に歌詞がだんだんと覚えづらくなってきました。
結局繰り返し繰り返し、頭にたたき込むしかありませんね。
努力あるのみ!

第1ステージ終了後は渥美混声合唱団団長 宮川潔さんより挨拶です。
ご来場下さったお客様への感謝の言葉から始まり、コロナ禍で制約を受けながらの練習、そして時にはLINEでのリモートを使用したりと、決して歩みを止めなかったことが今回のコンサートに繋がったのだそうです。(実際その通りでした)



第2ステージは天才モーツァルトが13歳の時に作曲したミサ曲
Missa brevis in d KV65(61a)
曲はT Kyrie U Gloria V Gredo W Sanctus X Benedictus Y Agnus Deiの各楽章から構成されています。

この曲はとにかくラテン語の歌詞と発音に苦労しました。
特に日本語には無い巻き舌を使った発音は難しいですね。



静子先生の指揮にも自然と力が入ります。





この曲ではソプラノ、アルト、テナー、ベースの各パートから選ばれたソリストが大活躍。
学生時代からの合唱部出身者や、音大卒のメンバーもいて、思わず聴き惚れてしまいます。


ここで宮部まどかさんのピアノソロで、中島美嘉さんの「雪の華」を・・・
私は舞台の袖にいたんですが、いいですね〜
うっとりと聴き入ってしまいました。

第3ステージは「カーペンターズのアカペラ合唱曲」
曲は Sing Yesterday Once More (They Long to Be)Close to You Top of the Worldの4曲。
副団長の吉田さんが曲紹介を行います。

このステージでは宮部さんが音取りを兼ねてリコーダーと鍵盤ハーモニカを演奏します。
素朴なリコーダーの音色がとっても魅力的ですね。

Top of the Worldでは客席から自然と拍手が沸き起こり、指揮の森下先生も応えます。


団員の拍手のパフォーマンスも加わり、会場はノリノリ!
じつは、この「カーペンターズのアカペラ合唱曲」ですが、練習時にはまさにコロナ禍の最中。
練習場所の多目的ホールも閉鎖され、苦肉の策で始めたのがLINEを使ったリモート練習でした。
先程団長さんが述べたように、その成果がこのコンサートに繋がったんですね。



ここで指揮者、そして あつみロビーコンサート運営スタッフ会代表の森下静子さんより挨拶です。
まずはお客様へのお礼の言葉とロビーコンサートが今年度で20周年を迎えた事。
現在はコロナ禍で文化ホールでの開催となってロビーコンサートという名称が伴わなくなり、他の名前を考慮中との事。(注)
また、指揮者として今回のコンサートについての補足説明もありました。

※次年度より「あつみロビーコンサート」から「あつみにコンサート」(あつみロビーコンサート)に名称が変わります。

第4ステージはアラカルト。
曲は「夢」、「明日」、天空の城ラピュタより「君をのせて」、「歩いて帰ろう」の4曲です。

「夢」っていい曲ですね。
歌う度に気持ちがワクワクしてきて、まさに快感!です。


「歩いて帰ろう」では再び会場のお客様からの手拍子をいただきました。
皆さん、ありがとうございます!

最後の曲を歌い終えたその時、2名の男性より指揮者とピアニストへ花束のプレゼントが!


そして2名の男性が合唱団の列に入り、アンコール「椰子の実」を共に歌います。
じつはお二人は渥美混声合唱団のOB団員。
渥混の団歌ともいえるこの曲はもちろん周知済み。
堂々たる歌いっぷりはさすがに貫禄充分です。

久しぶりのコンサート、とっても楽しかったです!





コンサート終了後は団員とスタッフ全員でお客様をお見送り。
この時、知り合いの方々から「よかったよ!」と口々に声を掛けていただき、団員としてうれしい限りでした。

ご来場誠にありがとうございました。
次年度もあつみロビーコンサートをよろしくお願いいたします。


最後にOB団員と共に全員で記念撮影を行いました。

私たち渥美混声合唱団は毎週木曜日の午後8時〜10時の間、渥美文化会館の多目的ホールで練習を行っています。
興味のある方はぜひ一度ご参加下さい。








もう一枚はスタッフ、そしてお忙しい中をご協力いただいた臨時スタッフの方々と共に。
皆さん、ありがとうございました。
長時間お疲れさまでした!

ところで、最後列中央、ひときわ背の高いスタッフさんは小川雅魚(まさな)さん。
元大学教授というお堅い肩書きをお持ちですが、ご本人はいたって気さくなお方です。
その小川さんから今回、あつみロビーコンサート20周年へのお祝いのコメントをいただきました。
ユーモアあふれる素敵な文面です。ぜひご一読下さい。




今だから夢と共感を歌声に〜 渥美混声合唱団 動画
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第1ステージ『九ちゃんが歌ったうた 上を向いて歩こう』より
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第2ステージ Mozart: Missa brevis in d KV65(61a)
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第3ステージ「カーペンターズのアカペラ合唱曲」
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アンコール「椰子の実」
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