第114回 あつみにこんさーと
Jazz Classic Duo vol.4
渥美半島に愛をこめて

第114回あつみにこんさーとは「Jazz Classic Duo 渥美半島に愛を込めて」
今回久し振りに、田辺菜美子さんに出演していただきました。石塚まみさんは初めての出演となります。
ジャズとクラシックのコンサート? 全くどんなコンサートになるか私は想像できませんでした。
「みにこん」のお客様、クラシックとジャズでは客層が全く違いますので、やや不安(?)もありましたが、聴いてみれば違和感は全くなく、心から音楽を楽しむことができました。
(あっという間に終わってしまい、「えっ、もう終わり?」という感じでした。)
しかし帰宅し、寝ても覚めても頭の中でコンサートの歌がリピートしている状態です。(あー余韻で楽しい〜♪)
そしてアンコールでは、渥美半島に愛を込めての題のとおりご当地ソングの「椰子の実」を1番はジャズ、2番以降はクラシックで演奏してくださり、私としては大満足でした。
また、お二人の衣装がクリスマスカラーで合わせてあり、目でも楽しませていただきました。



今回のコンサートのプログラムです。




あつみにこんさーとの会場、渥美文化会館の入口です。
「農村環境改善センター」と表示されていますが、農村生活の改善及び地域住民の生活文化の向上を目的に建設された施設で、渥美文化会館との複合施設となっています。

玄関を入るとウェルカムボードと共に、色鮮やかなポインセチアやイルミネーションが、クリスマスムードを盛り上げます。

受付係のスタッフさん。
皆さん、トナカイのカチューシャがカワイイですね!

開場時間となり、お客様が次々とお見えになりました。


MCはスタッフYさん。
サンタの帽子がお似合いです。

今回の あつみにこんさーとは
「Jazz Classic Duo vol.4 渥美半島に愛をこめて」
ソプラノ 田辺菜美子さん、
ピアノ・ボーカル/作・編曲 石塚まみさんのお二人によるステージです。
クラシックとジャズという全く異なるジャンルのコラボに興味津々! とても楽しみです。
まずは石塚さんのピアノソロで、ショパン作曲「ノクターン Op.9-2」
クラシックのスタンダードナンバーですね。

ここで田辺さんがステージへ。
曲は日本の歌曲から「浜辺の歌」そして「冬景色」
美しく澄み切った歌声に引き込まれます。







田辺さんは今回で、あつみにこんさーと4度目(指揮者としての出演も含め)のご出演となります。
豊橋市在住の田辺さんは渥美へは年に何度か来られるそうですが、東京にお住まいの石塚さんは本日が初の渥美半島!
この機会に渥美の絶品グルメ、ぜひ味わってみて下さいね。

次は石塚さんの弾き語りで、宮沢賢治作詞作曲の「星めぐりの歌」
そして、お二人のデュエットで「翼をください」
歌唱法の違いを全く感じさせないピッタリと息の合ったハーモニーが、とても心地良いです。


石塚さんのオリジナルで「風が待ってる」
この曲は石塚さんが中学校に教員として務めておられた時の作品だそうで「なんにも心配いらないよ」と何度も優しく語りかける歌詞に心打たれます。

次はシューベルトの作品を2曲。
まずは、石塚さんが幼稚園の頃によく弾いていたという「楽興の時」
そして、田辺さんの「ます」
身振り手振りや様々な表情を加えながらの熱演、素晴らしかったです。

続いて、ハイネ作詞、メンデルスゾーン作曲「歌の翼に」
過去にドイツ留学の経験があり、ドイツ歌曲に精通しておられる田辺さんの本領発揮です。
前半ステージ最後は、石塚さんのピアノで
チャイコフスキー作曲「花のワルツ」
後半のジャジーな編曲がとっても小粋でオシャレでした。

ここで20分間の休憩となります。
水分補給のため、こちらで紙コップ入りの水とお茶を用意させていただきました。




ラウンジで思い思いにくつろがれる皆さん。






後半ステージはお二人のトークから始まりました。
「12月になると聴きたくなる作曲家」というテーマに、石塚さんはガーシュイン、田辺さんはヨハン・シュトラウスがお気に入りとか。
そこで田辺さんのゴリ押し?で、次の曲はシュトラウス風のワルツとなりました。


とても気分良さそうにウィンナワルツを歌う田辺さんですが、じつはこの曲「シュトラウス風に」(パリのアメリカ人より)は何と、ガーシュインの作詞作曲。







曲が終盤にさしかかると、突然あの「ラプソディー・イン・ブルー」の有名なフレーズが流れ始め、知らぬ間に石塚さん編曲の
「ガーシュイン・メドレー」へと・・・
呆気にとられる田辺さんですが、最後は強引?にシュトラウス風のワルツに戻し、見事一件落着!
まるで小オペラような楽しい演出ですね。
次は「クリスマスキャロル・メドレー」
We wish you a Merry Christmas〜Silent night〜O Holy Night の3曲が続けて演奏され、会場はクリスマスムードいっぱいに。

次はロドリーゴ作曲、石塚さん編曲の
「アランフェスギター協奏曲より」をスキャットで。
続いて、アメリカの有名なジャズピアニスト チックコリアの代表作で、ジャズのスタンダードともいえる「スペイン」
この曲は私も何度か聴いたことがありますが、ノリノリのサンバのリズムがとても気持ちよくて最高に楽しめるナンバーですね!
しかもこの曲、イントロが「アランフェス協奏曲」なので、じつに絶妙な選曲です。

プログラム最後は、賛美歌で The Lord's Prayer (主の祈り)
田辺さんの素敵な歌声が会場に響き渡ります。







ここでスタッフよりお二人にポインセチアが贈られ、会場から盛大な拍手が沸き起こり・・・

アンコールは、まさに 渥美半島に愛を込めて「椰子の実」の歌唱で締めくくられました。

演奏終了後、客席からお二人へ惜しみない拍手が送られました。
Jazz Classic Duo とっても楽しかったです!

今回は特別に、お客様へクリスマスプレゼントを!


ご来場誠にありがとうございました。



最後に、田辺さん、石塚さんと共に記念撮影を行いました。
今日は素晴らしい演奏をありがとうございました。
スタッフの皆さん、お疲れ様でした。