第115回 あつみにこんさーと
MIX MUSIC! Gruppo Fresco グルッポ フレスコ

第115回あつみにこんさーとは、1月26日(日)14:00より、渥美文化会館多目的ホールにて開演されました。
1月の終わりだというのにホールのロビーはポカポカ陽気で、春がそこまで来ているようでした。
こんな日にふさわしい明るく元気な3名の出演者Gruppo Fresco〈グルッポ フレスコ〉の皆さんが、今年度最後の演奏を飾って下さいました。
ピアノ2名、ヴァイオリン1名のトリオです。
メンバーのまどかさんは我が団(渥美混声合唱団)のピアニストで、いつも私たちの歌に沿って素敵に盛り上げてくれます。(感謝です)
今回の演奏曲は耳になじんだ曲ばかりでした。でもでも、ただの演奏ではなく2曲、3曲・・・など 曲に曲をプラスしたアレンジが楽しかったです。よ〜く聴いていたのですが曲と曲の繋ぎが自然で気持ちよかったです。
ブルグミュラーからの「タランテラ」や「アラベスク」 懐かしく感じました。しばらくこのメロディーが私の頭の中を駆け巡って、すごーく昔にタイムスリップしていました。
曲に曲を重ねる楽しさ、ヴァイオリンの弦のこすれる音が猫の鳴き声に聞こえました。
大好きなアナ雪とヴィヴァルディーとの冬の掛け合わせ、素晴らしい演奏でした。
アンコールは第1部で演奏した A Lover,s Concerto の答え合わせということで、演奏をしながら紙上で表記してくださり、やっとすっきりしました。知っている曲ばかりなのに曲名が出てこなかったです。(-_- 😉
ほんわかと暖かく 楽しいひと時でした。



今回のコンサートのプログラムです。


あつみにこんさーとの会場、渥美文化会館です。
抜けるような青空ですね。

ステージを彩るお花を生けているのはスタッフTさん。
これぞ匠の技!




今回は田原市立福江中学校のボランティアグループ「ドリームの会」の生徒さん3名が、スタッフとして参加下さいました。
まずは、受付でお客様に配布するプログラムのとじ込み作業を行ないます。
皆さん、よろしくお願いしま〜す!

次は会場の椅子並べ。



文化会館入り口でお客様の案内をしているのは、先程お花を生けていたスタッフTさん。
「外の受付さん」です!

文化会館の玄関にはウェルカムボードと綺麗なお花が飾られ、お客様をお迎えします。

受付の皆さんです。
よろしくお願いしま〜す!

ホール内では生徒さん2名が会場係を務めます。
よろしくお願いしま〜す!

開場時間となり、お客様が次々と・・・


本日の出演者 宮部まどかさんのお母様と去年生まれたばかり!の姪っ子さんが、お見えになりました。
ご来場ありがとうございます。

いよいよ開演です。MCはスタッフYさん。
お花が素敵ですね!


今回は Gruppo Fresco グルッポ フレスコ(ヴァイオリン 石川聖子
ピアノ 三浦真理子/宮部まどか)の皆さんが MIX MUSIC! の世界へと誘って下さいます。
オープニングは Joyful Joyful(「天使にラブソングを2」より)
ベートーベンの第9「歓喜の歌」が、出だしはクラシックバージョンから始まり、次第にゴスペル風へとアレンジされ、最後は映画のワンシーンを彷彿させるような、よりダイナミックな演奏へと盛り上がりを見せます。

今日は、様々なジャンルの曲をミックスし、クロスオーバーさせた作品をメインにしたコンサートなのだそうです。
どんなステージになるのかワクワクです!





次は、グノー作曲の Ave Maria
この曲は、ピアノ伴奏にバッハの平均律曲集の旋律が使われているそうで「これも色々な形のクロスオーバーのひとつとして楽しんでいただけたらと思います」とのことでした。






ヴァイオリン 石川聖子さん。
曲は A Lover's Concerto(ラヴァーズ・コンチェルト)
ペツォルト作曲の「メヌエット」を元に、アメリカのソングライター
サンディ・リンザー&デニー・ランドルが原曲の3拍子を4拍子にアレンジしたポピュラーソングなのだそうです。
この曲ではメドレーのように次から次へと聴き覚えのあるメロディーが何曲も演奏されたのですが、残念ながら私は曲名までは思いつきません。
会場の皆さんは何曲分かったでしょうか?

ピアノ 三浦真理子さん。
この曲では電子ピアノを演奏されています。



ピアノ 宮部まどかさん。
上のコメントにも載せているのですが、宮部さんは私たちスタッフの多くが団員として活動している渥美混声合唱団のピアニスト。
渥混にとって、かけがえのない存在なんですよ。

ブルグミュラーはピアノ練習曲の作曲者として知られていますが、次はそのタイトル付きの練習曲を元にした作品を2曲。
ちなみに、三浦さんは「つばめ」という練習曲がとても記憶に残っているそうです。







最初は練習曲「タランテラ」にヴェルディ作曲のオペラ「椿姫」を掛け合わせた「タランテラ × ジプシーのおどり」
次は、練習曲「アラベスク」にビゼー作曲のオペラ「カルメン」を交え、演奏される「アラベスク × ハバネラ」
そういえば昔、近所でピアノを習われていた方の家から何度もこの曲が聞こえていました。
そして、第1部最後は「カルメン・ファンタジー」
オペラ「カルメン」の曲を元に「チゴイネルワイゼン」の作曲者として有名なサラサーテがヴァイオリン版に編曲したのだそうです。
この曲は何度か聴いたことありますが、じつに難曲ですね。

ここで20分間の休憩です。
こちらで紙コップ入りの水とお茶を用意させていただきました。

ラウンジ(ロビー)の窓からは日の光がさんさんと降り注ぎ、とても穏やかで暖かい一日となりました。

第2部最初の曲は、杉浦さんのピアノソロで
「アイネ・クライネ “スーダラ” ムジーク」
植木等さんが歌っていた「スーダラ節」のメロディーが流れると、客席から自然と笑みがあふれます。
オマケ?で、クレイジーキャッツのあの曲も!
私のようなシニア世代にはたまらない選曲ですね。


続いて宮部さんのソロで「子犬のワルツ × 🐱❓ × 犬のおまわりさん」
ショパンの「子犬のワルツ」に猫が乱入!?しますが、最後は何とか一件落着となりました。
見事な編曲もさることながら、これってご本人もかなり楽しんで演奏されてるんじゃないでしょうか?
演奏し終わった後の満面の笑みが、それを物語っているようです。

再びヴァイオリンの石川さんが加わって「猫ふんじゃった × ❓」
世界中の誰もが知っているこの曲が、じつに表情豊かによみがえりました。
ついにはあの運動会の定番曲も顔を出し、元気いっぱい!のノリノリに。
鍵盤ハーモニカの音色も、この曲にピッタリでした。







次は、ドップラー作曲「アメリカ小二重奏曲」
1曲目は初代アメリカ国歌「コロンビア万歳」、2曲目は現代の「アメリカ国歌」、3曲目「船漕ぎのダンス」、4曲目「ヤンキー・ドウドウル」(アルプス1万尺)
アメリカを代表するこれら4曲から構成される作品で、原曲はフルート二重奏曲なのだそうです。
宮部さんが弾かれていたショルダーキーボードの音色がフルートに設定してあり、まるでヴァイオリンとフルートの二重奏のようで、とっても素晴らしかったです。
グルッポ フレスコ ヴァージョンでの大熱演でした。

プログラム最後は Let It Go × Winter
「アナと雪の女王」って、もう10年も前なんですね!
この曲に掛け合わされるのはヴィヴァルディの四季より「冬」
こちらも本来は別の楽器が使われているそうなのですが、前曲と同じくグルッポ フレスコ ヴァージョンで演奏して下さいました。
いや〜〜カッコイイです!

ここで、ドリームの会の生徒さんよりグルッポ フレスコの皆さんへ、花束が贈られました。
そして会場からは温かく盛大な拍手が沸き起こり ・・・




アンコールは、第1部で演奏された A Lover's Concerto の答え合わせ。
客席に向けられた譜面台に、今演奏している曲名と作曲者が書かれた紙が置かれています。
ペツォルト作曲「メヌエット」から始まり、ベートーベン、ヨハン・シュトラウス、ショパン、バッハ等など、そうそうたる作曲家の作品ばかりでした。
「パッヘルベルのカノン」も入ってましたね!
楽しくて心温まる素敵なコンサート、ありがとうございました。

コンサート終了後、ご来場いただいたお客様に感謝の気持ちを込めて、お菓子をプレゼントさせていただきました。







ご来場誠にありがとうございました。
今年度のあつみにこんさーとは、すべて終了いたしました。
次年度もスタッフ一同、心よりお待ちしております。


ここで、出演者の皆さんと共に記念撮影を行いました。
ちなみに、宮部さんが抱っこしておられるのは姪っ子さん。
カメラ目線をもらうための必死の努力が功を奏しましたね!
皆さん、素晴らしい演奏をありがとうございました。

これより後片付けです。
まずは椅子を折りたたんで収納します。

緑のビニールシートを貼り合わせているテープを剥がします。


次はビニールシートの折りたたみ作業。
これがなかなか大変なんです。

カートに乗るサイズまで何度も折り曲げて・・・


最後にテープで留めて完了!
ドリームの会の生徒さんのおかげで随分と助かりました。


その後、生徒さんに今回のボランティア活動やコンサートの感想を書いていただきました。
皆さん、ありがとうございました。お疲れ様!



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