第34回 あつみロビーコンサート
Bassoons ・ Mùm Quartetto

第34回あつみロビーコンサートの第1部は Bassoons のみなさんによるファゴットの演奏で始まりました。 曲の合間にファゴットの詳しい解説があり、この楽器への愛着がとても感じられました。
第2部は、女性4人グループ M ùm Quartetto のみなさんによる弦楽四重奏。 ヴァイオリン・ビオラ・チェロの優しい音色に、やすらぐひとときでした。
2008年度も、たくさんのお客さまと共に、ホットした午後を過ごすことが出来ました。
次回は5月のJAZZコンサートです。またのご来場をスタッフ一同おまちしています。



今回のコンサートのポスター(チラシ)です。

チラシ裏面です。

今日は本年度最後のロビコン。
まずは、お花担当スタッフTさんの鮮やかなお手並み拝見!
私は美的感覚がほとんどゼロに等しいんで、こういった才能はホントうらやましい限りです。

こちらでは会場内を彩るお花や、出演者の皆さんへの花束を造っています。
いつもご苦労様!



受付は毎回スタッフとして参加してもらっている福江中学校ボランティアクラブ「ドリームの会」の生徒さん。
先ほどお花を生けていたスタッフTさんがサポートに入ります。

女の子2名も加わり、お客様をお出迎え。




(上)お花の横には可愛らしいお雛様が・・・
(下)本年度最後の司会は趣を変え、いつものYさんに代わりスタッフHさんが華を添えます。


第1部はファゴットアンサンブル Bassoons(バスーンズ)
(左から)水谷 哲、中村真衣、廣瀬勇介、磯田秀子、金子智子 の皆さんによる演奏です。
オープニングは上野耕路作曲「たらこ・たらこ・たらこ」

進行役は田原市在住の金子さんです。
ファゴット(英語でバスーン)の生まれはフルートやクラリネットよりも古く、16世紀 バロック時代の頃だそうです。
私がファゴットで思い浮かべる曲は、ストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」冒頭部分。
もうかれこれ40年ほど前(古い!)、あのとても印象的なメロディーと柔らかな美しい音色に惹かれ、レコードがすり切れるほど聴いたものでした。
あとでその楽器の名前を聞いてビックリ!
私、てっきりオーボエだとばかり・・・(汗)

水谷さんのソロで、サンサーンス作曲「ソナタ 第1楽章」
伴奏は田原市在住のピアニスト、富永道子さんです。
とても穏やかで美しい曲ですが、楽器の性格上 “高い音程を保って吹く” って事が非常に難しいファゴットにとって、かなりの難曲だそうです。
ちなみに、水谷さんは、平成17年度に 木管アンサンブル イブニング クインテットの一員として出演して下さいました。



磯田さんと金子さんで「大きな古時計」
ほのぼのとした暖かみのある音色が実にいいですね。



水谷さん、磯田さん、金子さんで、ドビュッシー作曲「小さな黒人」
ファゴットの滑稽でコケティッシュな音色をうまく活かした曲です。

(上)金子さん、中村さん、水谷さん、廣瀬さんで、ラグタイムの王様 スコット・ジョプリン作曲「イージー・ウィナーズ」
(下)コントラファゴットの為に書かれたフチーク作曲「年老いた熊のポルカ」

2曲共に、コントラファゴットの演奏は廣瀬さんでした。

再びメンバー全員で「ファゴット吹きの休日」
原曲はあの有名な「トランペット吹きの休日」なんですが、タイトル通り、演奏途中で皆さんホントに休んじゃいました!(笑)
最後は、ヒチコック劇場のテーマとして有名な、C.グノー作曲「マリオネットのマーチ」
少しおどけた感じが、まさにファゴット向きですね。

中学生スタッフより花束の贈呈です。
めったに聴く事の出来ないとても珍しいファゴットアンサンブルを、今日は存分に楽しませていただきました。

第1部終了後のティータイムです。
中学生スタッフの皆さん、今回は受付に花束贈呈、そしてお茶係と、掛け持ちで大忙し!(汗)

特定非営利活動法人「渥美虹の会」の皆さんによる手作りのチョコレートケーキも、お客さまに味わっていただきます。





お母さんとお子さんでしょうか?
可愛らしいお嬢ちゃん、席に着くのも待ちきれず、ジュース?を飲んでますねえ。(笑)
男声合唱団「ふんけんクラブ」の “いし腹ゆう痔ろう” さんを始め、皆様方には毎回お越しいただき、誠にありがとうございました。
次年度も何卒よろしくお願いいたします。

第2部は M ùm Quartetto(ムーム・クァルテット)
(左から)1st. violin 西岡ゆき、2nd. violin 濱島仁美、cello 山際奈津香、viola 原田実里 の皆さんによる弦楽四重奏です。
メンバー紹介の後、モーツァルト作曲「ディベルティメント K.138」全楽章の演奏から始まりました。
なお、皆さんは平成16年度ロビーコンサートにも出演して下さいました。

弦楽四重奏って、これ位の小規模のコンサートにはピッタリな編成ですよね。
私事で恐縮ですが、このジャンルで好きな曲は、バルトークの3番とベルクの抒情組曲です。
ただし、両曲とも決してロビコン向きとは言えませんが。(汗)



昭和のヒット曲を2曲続けて。
井上陽水の「少年時代」、いずみたく作曲「見上げてごらん夜の星を」

おなじみの名曲が見事な編曲と演奏でよみがえります。
心にしみますねえ。
当を得た選曲も素晴らしいの一言!

次は「アイリッシュメドレー」
1st. violin の西岡さんは、アイルランドへ伝統音楽を学ぶため留学中で、今は一時帰国中。
今日はここでその成果を披露して下さいます。
アイリッシュの奏法って、何だかとても素朴で懐かしい響きですね。すごく新鮮に感じます。
後半の踊り出したくなるようなハイテンポでリズミカルな演奏に拍手喝采です。
プログラム最後の曲は、クライスラーの代表作「美しきロスマリン」、そして「愛の喜び」  ザ・定番ですね。

花束贈呈です。
そして、会場から割れんばかりの拍手が・・・









西岡さんからアンコールの曲目紹介です。
エッ!「ソーラン節」?
意外な選曲に一瞬会場からどよめきが。


弦楽四重奏で日本民謡を・・・これって予想外(失礼!)に素晴らしすぎます!
ダイナミックで力強い演奏に私、感激してしまいました。
和と洋のコラボレーション、お見事です。

コンサート終了後、お客様よりアンケートを回収します。
本年度のロビーコンサートは、全て無事終了致しました。 お忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございました。
次年度もスタッフ一同、心よりお待ちしております。

最後に出演者の皆さんと共に記念撮影を行いました。
Bassoons、そしてM ùm Quartettoの皆さん、素晴らしい演奏をありがとうございました。
(撮影を快く引き受けて下さった渥美文化会館の職員さん、ありがとうございました。)

ドリームの会の皆さんにもアンケートをお願いしました。
お疲れさま!


後片付けも終わり、飲み物を手にホッと一息。
スタッフの皆さん、半年間お疲れさまでした。
次年度もよろしくおねがいしま〜す!



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