第42回 あつみロビーコンサート
クラリネットデュオ&ピアノ ・ フルート&ピアノ

秋も深まりつつある日曜の午後、第42回ロビーコンサートが開催されました。
オープニングはクラリネットデュオ&ピアノ。現役音大生3名によるフレッシュな演奏で、開演早々清々しい気分に浸ることができました。
演奏会への意気込みっていうか、一生懸命さがひしひしと伝わってきて、とても微笑ましく感じました。
続いて、フルート&ピアノ。姉妹ならではのピッタリと息の合ったデュオに、会場のお客様もうっとり!
しっかりとした実力に裏付けられた安定感のある演奏、落ち着いた雰囲気、そして大人のトーク・・・まさに至福ですね。
木管楽器の優しく、時には力強い音色に、心いやされるひとときでした。



今回のコンサートのチラシです。





今年度も田原市立福江中学校のボランティアクラブ「ドリームの会」の皆さんと共に、コンサートの運営を行ないます。
まず受付係、会場係を決めて役割を分担し、それぞれ準備を進めます。

出演者の皆さんとの打ち合わせで、ステージやピアノの位置を決めて行きます。


前に座った人の頭が邪魔にならないよう、椅子を列ごと左右にずらして配置します。
ステージではリハーサルが始まっています。

立て看板も出来上がり・・・





受付も準備完了です!
いやに人数多いなあと思ったら会場係の子も一緒に入ってたんですね。
真ん中に寄ってもらって、何とかフレームに収まりました。

開場時間となりました。
今日も多数のお客様に、ご来場いただけますように。






オープニングは “クラリネットデュオ&ピアノ”
(左から)ピアノ 鈴木恵深、クラリネット 粕谷千里/高岡真貴 の皆さんによる演奏です。
1曲目は、「エーデルワイス」
そして、「ハイ・ホー」、「崖の上のポニョ」と、愛らしい小品が続きます。


進行役は3年生の高岡さん。
ここでメンバー紹介が行われました。



メンデルスゾーン作曲「2本のクラリネットのための演奏会用小品 第1番」
ロマン派音楽の風格を備えながらも全体的に明るい曲想は、彼女たちにピッタリな選曲だと思いました。

最後は「涙そうそう」
耳になじんだ心地よいメロディーにうっとり!
クラリネットの穏やかな、ほのぼのとした音色、いいですねえ。


(上)ピアノ伴奏の鈴木さん。
(下)中学生スタッフより花束の贈呈があり、アンコールとして「海の見える街」、そして「いつか王子様が」の2曲を演奏して下さいました。
皆さんの今後のご活躍、大いに期待してます!

続いてのステージは “フルート&ピアノ”
フルート 大城梨花さん、ピアノ 大城杏花さんご姉妹による演奏です。
1曲目は、モンティ作曲「チャルダッシュ」
難易度が高く、演奏家の腕試しとして様々な楽器に編曲されているこの曲ですが、今回、フルート向けのアレンジを、初めて聴かせていただきました。
超絶技巧はもちろん “素晴らしい!” の一言ですが、ゆるやかなフレーズでの美しい響きも、また格別ですね。

進行役はお姉さんの梨花さん。
ここ渥美半島へは始めて来られたそうで、渥美名物のメロンに大アサリ・・・ と、グルメトークに会場が和みます。






秋にちなんだ童謡やクラシック等を、梨花さんのアレンジでつづった「秋のメドレー」
今の季節にピッタリな選曲ですね。





前半ステージ最後は、音楽物語「不思議の国のアリス」
名曲の数々が梨花さんの見事なアレンジによって彩られ、不気味で幻想的な情景が、まるで目の前に浮かぶようです。
特に「幻想交響曲」のフィナーレでは、オーケストラ版に勝るとも劣らない重厚な響きと迫力に感動しきり!
お二人の表現力の豊かさには、正直驚きを感じます。

ここで、20分間のティータイムです。
皆さん、歓談に花が咲いているようですね。

後半のステージ開始前に、スタッフTさんが、近日中に田原市内で催されるコンサート等のPRを行いました。

次はおなじみ、CDプレゼントのコーナーです。
くじ引きは中学生スタッフの3名。
今日はロビコン特製CDの他に、大城姉妹のご好意により、お二人のCDがプレゼントされることに。
見事当選されたお客様へは、妹さんの杏花さんより直接CDが手渡されました。
おめでとうございます!

後半ステージ1曲目は、ピアソラ作曲「リベルタンゴ」
続いて、オリジナル曲「鳥にうまれて」
イラク戦争の悲劇(誤爆)をきっかけに、梨花さんが作曲されたそうです。
命の大切さ、尊さ、はかなさ・・・改めて考えさせられました。
美しい旋律に、胸が締め付けられる思いです。

次は杏花さんのピアノソロで、ショパン作曲のエチュード Op.10-12「革命」
ショパン好きな私としては、こたえられない選曲です!
ちなみに、今年2010年はショパン生誕200年にあたるんだそうです。(知りませんでした!)
そして、いよいよプログラム最後は、ボルヌ作曲「カルメンファンタジー」

ビゼー作曲のオペラ「カルメン」から有名どころのメロディーをいくつか抜粋し、それらを用いたフルートとピアノのための作品です。
この曲も超絶技巧の連続ですが、優雅でエレガントな演奏は、それを全く感じさせません。



花束贈呈の後、客席からアンコールの盛大な拍手がわき起こり・・・







ディズニー映画『ピノキオ』より「星に願いを」
アカデミー主題歌賞受賞の世界的な名曲ですね。
この曲、古今東西色々なアレンジやスタイルで演奏されていますが、今回は言うなれば “正統派クラシック風” でしょうか?
しっとりとした穏やかな雰囲気の中、コンサートの幕を閉じました。
ご来場いただいたお客様、誠にありがとうございました。

コンサート終了後、出演者の皆さんと共に記念撮影。
華やかですねえ!
今日は素晴らしい演奏をありがとうございました。

さあ、後片付け後片付け。
スタッフKさん、ガンバッてよ!




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