第48回 あつみロビーコンサート
ピアノと歌で名曲を

食欲の秋、芸術の秋、そしてロビーコンサートが始まる秋です。
みなさん、お待たせしました。今年も中身の濃いステージ盛り沢山でお届けします。
第48回目のこの日は「ピアノと歌で名曲を」と題しまして、クラシックの名曲の数々を楽しませていただきました。
演奏のすばらしさはもちろんですが、歌詞の意味やエピソード、オペラアリアの役所など、楽しくわかりやすくお話して下さり、興味深く聴くことができました。
秋の空気のように澄んだ心地よいソプラノと、秋の空のようにどこまでものびていく、さわやかなバリトン。
そして秋の夜空に輝く星のように美しいピアノの音色にうっとりと聴き入り、心いやされる90分でした。



今回のコンサートのチラシです。







(上)会場の準備も終わり、リハーサルが始まりました。
ロビコンの看板、今年度から新調したんですよ!
(下)開演中はこの位置(お客様の座席の真ん前)からの撮影は無理なので、リハーサル中を撮らせていただきました。
ん? 手前の赤い楽器は?

田原市立福江中学校のボランティアクラブ「ドリームの会」の生徒さんが、ティータイムでお客様にサービスするコーヒーを入れています。
指導は当スタッフ会のYさん。
皆さん、カメラを向けても見向きもせず、真剣そのもの。
お茶係の職務を、全身全霊をかけて全うしています。




(上)スタッフ会女子軍団が手にしているのはティータイムのお菓子。
(下)そのお菓子ですが、左の写真でコーヒーを入れているスタッフYさんのご友人の作品。
左から、バナナ+クルミ・チョコ・リンゴの3種です。
一つ一つ丁寧に貼られた♪が可愛らしいですね。
あれ? 手前のチョコレートケーキにはオタマジャクシが!
こんなにも手間ひまかけて下さって、本当に頭が下がる思いです。
もちろんお味も「まいう〜」でしたよ。(笑)

受付係さん、撮りますよ〜(笑)
ドリームの会の皆さんと共にお客様をお迎えします。

開場時間となり、続々とお客様がお見えになりました。


この道10年のベテラン司会者、スタッフYさん。
きめ細やかな気配りと心配り、さすがです!







今回は「ピアノと歌で名曲を」と題し、ピアノ 野畑さおりさん、ソプラノ 柿原有子さん、バリトン 能勢健司さんのステージです。
なお、野畑さんは以前 第27回ロビーコンサートにもご出演下さいました。
第1部前半は「歌曲王」と言われたシューベルトの作品から。
能勢さんの歌で「ます」、そして「菩提樹」

続いて柿原さんで「野バラ」
2コーラス目は日本語で愛らしく歌って下さいました。




シューベルトの遺作「セレナーデ」
生粋のラブソングを、甘く切なくひたむきに歌い上げる能勢さん。 素晴らしいですね。
なお、当日は車いすの方や、中国人研修生の皆さん他、大勢のお客様にご来場いただきました。
悪天候の中を、誠にありがとうございました。

次はピアノソロ。
(上)この楽器、「ミニピアノ」って言うんですね!
ミッキーマウス・マーチのメロディにピッタリな愛らしい鉄琴風?の音色に、心がなごみます。
(下)野畑さんがたった5日前に仕上げたばかりの曲を本邦初演!
ご本人もドキドキだそうです。
ミニピアノの「野バラ」から始まり、シューベルトの幾多の名曲が様々にアレンジされて絡み合い、最後はベートーベンのシンフォニーが被さって壮大なラストに。
野畑さんのアレンジとピアノテクニックが一体となった見事な傑作ですね!

第1部後半は趣を変え、日本の歌曲を。
「からたちの花」、続いて「待ちぼうけ」
日本語の響きを聴くと、どことなくホッとした気持ちになります。










次は「荒城の月」
能勢さんが実に朗々と歌い上げます。





第1部最後は童謡「めえめえ児山羊ロッシーニ風」
この歌も先ほどのピアノソロと同じく、伴奏にクラシックの名曲が織り込まれています。
柿原さんの卓越した歌唱力がいかんなく発揮され、原曲とはまた違った雰囲気で楽しく聴くことが出来ました。

前半ステージ終了後はラウンジにてティータイム。

飲み物とお菓子で、ほんの一時を・・・

装いも新たに第2部が始まりました。
まずは有名なオペラのアリアを。
お二人とも曲の紹介の時点で、完全に役になりきっています。(笑)

ベルディ作曲『椿姫』より「花から花へ」
ヴィオレッタの激しく揺れ動く心を表すような、最後のコロラトゥーラは感動モノでした。


続いて、ビゼー作曲『カルメン』より「闘牛士の歌」
力強いバリトンが会場に響き渡ります。

次はリストのハンガリー狂詩曲第15番「ラコッツィ行進曲」

野畑さんのとても力強くダイナミックな演奏(動作)を拝見すると、「リストが演奏中によくピアノを壊したっていうエピソードって本当なんだ!」と、妙に納得してしまいました。

プログラム最後は、レハール作曲のオペレッタ『メリー・ウィドウ』より「ワルツ」
お二人の息の合ったハーモニー、素敵でした。


(上)ドリームの会の皆さんから花束の贈呈があり、盛大なアンコールの拍手に包まれました。
ここで能勢さんより「野畑先生はじつは高校のピアノの先生でした。たいへん綺麗な!」との告白があり、会場は爆笑の嵐に。
ってことは、今日は恩師との夢の共演!
なんかとっても微笑ましいですね。(笑)
(下)アンコールは今の季節にピッタリな、童謡「赤とんぼ」
ミニピアノも大活躍でした。

お客様にご記入いただいたアンケートの結果は、今後の運営の参考とさせていただきます。
貴重なご意見をありがとうございました。








最後に出演者の皆さんと共に記念撮影。
今日は素晴らしい演奏をありがとうございました。
なお、シャッターを押して下さったドリームの会の顧問の先生、ありがとうございました。

後片付け終了後、ドリームの会の皆さんにもアンケートを記入してもらいました。
長時間お疲れさま!




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