第58回 あつみロビーコンサート
ネイチャーフォークコンサート

今回、The1212のお二人のデュエットを初めて耳にしたとき、これまでテレビ等のメディアで見る歌い手さんとは、ひと味ふた味も違っていたような気がしました。そのひとつが、女性ボーカルYancyさんの全てを圧倒する豊かな声量。思わずウットリと聴き入ってしまいました。また男性ボーカルのいがりさんは、ギターを自分の身体の一部が如く自由に思うように気持ち良く弾いておられました。
ギャラリーとして聴いている私にとっては、30〜40年前の青春時代によく聴いた「てんとう虫のサンバ」のチェリッシュ、「虹と雪のバラード」のトワ・エ・モワ、そして「結婚するって本当ですか」のダ・カーポ等の歌のシーンが目の前を行ったり来たり・・・
The1212のお二人の中に、それらデュエットの皆さんの手振り・歌等が処々ミックスされているような気がして、40年前の青春時代のひと時を思い出しながら聴かせていただきました。
懐かしく、そして楽しいフォークソングの世界の中に私たちを誘っていただき、本当に有難うございました。
これからも今以上のご活躍を期待すると共に、12月12日が来る度にお二人に幸有れと祈ります。



今回のコンサートのチラシです。


可愛らしいひな祭り仕様のロビコン看板と季節のお花が、お客様をお迎えします。

受付は高校生スタッフと、元高校生スタッフの5名。

今日も大勢のお客様がご来場くださいました。

受付ではコンサートのチラシと共に、いがりさんが持って来られたネイチャーフォーク歌詞集と、花の観察会のパンフレットも配布いたしました。






今年度最後のロビコンは、The1212(TwelveTwelve)のお二人によるネイチャーフォークコンサート。
ボーカルの Yancy(ヤンシー)さんと、ボーカル&アコースティックギターの いがりまさしさんは、共に12月12日生まれの同級生。
そこからThe1212というユニット名が生まれたんだそうです。

1曲目は「君の翼」
どことなく懐かしさを感じさせるいい歌ですね。
Yancyさんの張りのあるボーカルにいがりさんの甘い歌声が美しくハモり、すごく耳に心地よいです。
続いて、北海道民謡「ソーラン節」

次は趣を変え、詩に三河弁をちりばめたコミカルなナンバー「あんたも三河かん」
今回のプログラムは殆どがいがりさんの作詞作曲によるオリジナルですが、この曲は元々はアメリカの民謡だそうで、原曲も披露して下さいました。

「あんたも三河かん」の2番ではアドリブでご当地渥美半島の伊良湖岬も登場!
会場の手拍子も加わって盛り上がりを見せました。
Yancyさんの、木製スプーンをカスタネットのように鳴らす技も面白かったです。
いい音が出るんですね。



いがりさんの隠し芸? リコーダー演奏は、ベートーベン「喜びの歌」
途中からの一人二重奏での熱演に大きな拍手が・・・すごいです!
続いてアイルランドの伝承音楽 Planxty Irwin
シンプルでとても美しい曲ですね。
リコーダーの音色って素朴でほのぼのとしていて、いやされます。

いがりさんの本業は自然派の植物写真家。
ここ渥美にもよく撮影に来られるそうです。
次は「夢のかけらの首飾り」、そして前半ステージ最後は、北海道の地に育つハルニレの木を歌った「はるにれ」

ここでラウンジにて20分間のティータイムです。





ラウンジの一角ではいがりさんのマルチメディア作品「野の花の断章」のDVDが、プロジェクターに映し出されています。
リコーダーをバックに流れる花の映像に心なごみます。

ティータイムのお菓子は田原くっきー工房さんの三種のクッキー。
じつは私、ダイエット中の友人から「ゆず」をいただいたんですよ。
超美味しかったです!

今年度最後のロビコンCDプレゼントコーナー。
高校生スタッフが手に取ったくじの番号は・・・?
当選された3名のお客様、おめでとうございます!


後半1曲目は「みちくさ」
アップテンポな明るい歌声に、会場から自然に手拍子が入ります。


次は、Yancyさんのオリジナルで
Happy Birthday to my Special You
会場にみえるお客様の中で、今月が誕生日の方のお名前を曲中に入れるサプライズを・・・
お誕生日おめでとうございます!

この歌、本業は英語の先生をなさっておられるYancyさんならではの英語の歌詞なんですが、最近になって日本語の歌詞も出来たそうで、そちらも披露して下さいました。
続いて「人生道なかば」

次は、故郷を離れて行く息子を見送る母親の切ない気持ちを歌った「そっと背中を」
そして、父親が独り暮らしを始める息子への思いを切々と歌いかける「元気でやれよ」
どちらも親心を感じさせる素晴らしい作品ですね。
お客様も、受付で配布されたネイチャーフォーク歌詞集に目を通しながら、熱心に聴き入っています。







プログラム最後は「マザーイブからのメッセージ」
ミトコンドリア・イブという研究成果があり、世界中の人のミトコンドリアDNAを解析し母系祖先を遡っていくと、20万年位前の共通の母親(マザーイブ)にたどりつくんだそうです。
いがりさんは、世界中で色々と問題になっている悲しい出来事を解決する糸口になればと思い、この歌を作られたそうです。
人類同士の無用な争いがどれほどむなしいものか・・・マザーイブの気持ちが切々と心に伝わります。
詳しくは、いがりまさしさんが提唱する マザーイブプロジェクト のホームページを、ぜひご覧下さい。

スタッフからの花束贈呈に続き、同級生のご友人から素敵なプレゼントが・・・
会場からはアンコールを求める拍手が鳴り止みません。





アンコールは、春の訪れを感じさせる「阿蘇の野の花に」
今日は、お二人の心温まる素敵なハーモニーに感動しきり! でした。
ラリビーのアコースティックギターもいい音でしたよ。(笑)
Yancyさん、いがりさん、素晴らしい歌声をありがとうございました。

お客様が帰られた後、受付では仲良し同級生5名での撮影会が!
なおこちらでは、お二人のCDや、先程ラウンジで流されていたDVDや野の花の図鑑、絵はがき等が販売されていました。






最後はThe1212のお二人と共に恒例の記念撮影です。
いがりさんの素敵な掛け声のおかげで、最高のシャッターチャンスで写真が撮れました。(笑)
さすがプロですね!
今年度のロビコンはこれにて終了です。
お忙しい中をお越し下さったお客様、誠にありがとうございました。
次年度もスタッフ一同、心よりお待ちしております。
最後にスタッフの皆さん、半年間お疲れさま!



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