第80回 あつみロビーコンサート
太田 剣 “Organic Bop !!” Jazz Live

第80回あつみロビーコンサートは田原市福江町出身のサックス奏者 太田剣さん。地元とあって会場は大勢のお客さんでいっぱいでした。
オープニングから、サックス・ハモンドオルガン・ドラムスと、三人の息がピッタリ!! 歯切れの良いリズムでのりのりの気分になりました。
オルガンジャズは初めて聞きましたが、すごく楽しかったな!
サックスの音色がピッタリな「ひまわり」では、映画のシーンが浮かんできて、うっとりしました。
第2部では、第九のジャズバージョンを初めて耳にしましたが、アレンジがステキでとても新鮮でした。サックスの音色は本当にいいですね。大好きです。
最後までホントのりのりで、とっても楽しいコンサートでした。
三人のパフォーマンス最高でした。ステキな夜をありがとうございました。



今回のコンサートのチラシです。


会場入口にセッティングされたロビコンの案内看板。
本日はクリスマス仕様です。

今回は前売りチケット完売!
ホールの収容人員の関係でご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。

順番待ちのお客様にはいつもより少し早く入場していただきました。


ホール内の様子です。
開演中は照明を落としてしまい、客席がほぼ見えない状態でしたので、ここで掲載させていただきました。
今回は座席数確保のため、特別にステージでの演奏となります。
こんなにも大勢のお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました。

いよいよ 太田 剣 “Organic Bop !!” Jazz Live のスタートです。
オープニングは、ジャズのスタンダードナンバー「TinTinDeo」
のっけからダイナミックかつスピード感あふれる演奏で、会場は一気にヒートアップ!
超一流ミュージシャンの実力、恐るべしです。

地元あつみ出身、そして日本を代表するサックス奏者
太田 剣さん。
太田さんご自身、「こんなに実家から近い所で演奏する事は初めてなんです」とのこと。
当然のことながらふるさと談義に花が咲き、思わず客席から笑みがこぼれます。

愛知県は豊橋出身のハモンドオルガン奏者 河合代介さん。
曲は、これもスタンダードナンバーで 「Misty」
なじみ深いメロディーがハモンドオルガンの温かく、そして深みのある音色で奏でられます。



ドラムスは、太田さんとは20年来の音楽仲間
大槻“KALTA”英宣さん。
タイトなドラムソロにしびれっぱなしです。



次は、映画「ひまわり」のテーマとして広く知られている「Loss of Love」
ヘンリー・マンシーニ作曲による甘美なメロディーが、アルトサックスの切ない音色と共に胸に深く染み入ります。
こんなにも美しいジャズ、初めてです!

第1部最後は「Del Sasser」
この曲は、太田さんがジャズに目覚めた頃、憧れのアルトサックス奏者だったキャノンボール・アダレイのレパートリー。
軽快なジャズナンバーに思わずリズムを取ってしまいます。

河合さんのオルガンソロ。
ハモンドオルガンの生演奏を聴くのは初めてなんですが、繊細で優しく、時には力強さも兼ね備えた味わい深い音色が素敵です!

KALTAさんのドラムソロ。
パワフルかつエネルギッシュにリズムを繰り出す見事な演奏に圧倒されっぱなし!
「あんなに叩き続けていて、よく疲れないなあ!?」と、変に感心してしまいました。

前半ステージ終了後は20分間のティータイム。
こちらのコーナーで、お好みの飲み物とお菓子をどうぞ!




いつもは広く感じるラウンジが、今日はものすごいことになってます!






ここで今現在、田原市ふるさと大使を務められている太田さんへ、田原市長の山下政良さんより2期目の委嘱状が渡されました。
昨年は、新設された伊良湖岬小学校の校歌を田原市より依頼された太田さん。
これからも渥美半島の魅力や情報を全国に発信していただけるよう、お願いいたします。

ハモンドオルガンの河合さんは、数々の著名なアーティストと共演しておられる日本のトッププレイヤー。
アニメ「名探偵コナン」のテーマを始め、様々なミュージシャンのレコーディングやライブ等で活躍されています。
ちなみに現在、ハモンドオルガンを作っているのはアメリカのハモンド社ではなく、浜松市にある鈴木楽器製作所。
そこで、最新機種の開発に当たりノウハウを提供されているのが河合さんだそうです!

ドラムスのKALTAさんは東京生まれ。
ドラマーのみならず、作編曲家 ・ プロデューサーとしても活躍されており、2002年には島谷ひとみさんの歌唱による「亜麻色の髪の乙女」の編曲で、日本レコード大賞の金賞を受賞されました。
ここから再び太田さんのふるさと談義が始まり、伊良湖名物「大アサリ」の話題で大盛り上がり。
会場は和やかな雰囲気に包まれました。

第2部1曲目は「Baby It's Cold Outside」
ゆったりとした小粋でお洒落なジャズナンバーですね。
ここではテナーサックスに持ち替えての演奏です。


再び、キャノンボール・アダレイのレパートリーから
「Jive Samba」
何度も何度も繰り返されるフレーズが、何故か癖になりそうです。(笑)

師走といえばこの曲、ベートーベンの第九ですね。
クラシックの演奏経験も豊富な太田さんならでは!
実に美しい音色でソプラノサックスを吹きこなします。


オルガンソロを挟んで今度はテナーサックスに持ち替え、オクターブ下を演奏。
斬新な和声とも相まって、じつに荘厳かつオシャレなジャズ版の第九でした。

プログラム最後は太田さんのオリジナルで 、13年程前にTVでクラリオンのCMとして使われた曲「EMJ」
このCMには太田さんご自身も出演されていたそうです。
疾走感あふれる心地よいサウンドに包まれ、身も心も酔いしれてしまいます。
演奏が終わり、まさに会場を揺るがすかのようなアンコールの拍手がわき起こり・・・



元々はパイプオルガンの代わりとして開発されたハモンドオルガン。
それをジャズの世界に取り入れた革命的なオルガン奏者がジミー・スミスです。
アンコールは、そのジミー・スミスのナンバーより「MidnightSpecial」
会場からの手拍子も加わり、まさにエンディングに相応しい明るくノリのいい曲で、華やかにジャズライブの幕が閉じられました。

演奏終了後、スタッフより花束ならぬポインセチアの贈呈が・・・
理屈抜きに楽しくて、最高に素晴らしいライブでした。
メチャカッコ良かったです!!


コンサート終了後、受付にて大槻“KALTA”英宣さんのCD販売が行われました。
このアルバム、太田 剣さんも参加されているんですよ。
ジャケットにサインしながら、お客様と気さくにおしゃべりされてます。(笑)

突然、我が友人のマークさん(右)から撮影依頼が!
オルガン奏者の河合さんとは音楽仲間。
左の方は田原市石神町のご出身で現在は豊橋市在住の作家、日原いずみさん。
マークさんとはネット仲間だそうで、さすが!顔が広いです。
ちなみに、日原さんと太田さんとは早稲田大の同窓会仲間なんだそうです。
こうやって交友関係の輪が広がっていくって、いいですね。

最後に出演者の皆さんと共に記念撮影を行いました。
素晴らしい演奏をありがとうございました。
スタッフの皆さん、後片付けがんばりましょう!








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