第83回 あつみロビーコンサート
「ピアノ五重奏で奏でる 今・昔」

9月に入り朝夕めっきり涼しくなり、秋を感じるようになりました。
今回83回となるロビーコンサートは、結成21年目を迎えたムジカ・クラール五重奏団の皆さんによる息ピッタリの演奏で、秋の始まりを感じる心あたたまるステージとなりました。
ピアノ、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと、それぞれの楽器の音色を活かした様々なジャンルの曲を、たっぷりと聴かせていただきました。
モーツアルトの「ピアノと管楽器のための五重奏 変ホ長調」から始まり、「夏の童謡」メドレーでは日本の情緒豊かな曲を。そして「HANA」メドレーでは、花〜サボテンの花〜さくら〜等々、「次はどの花が出てくるのかな?」と、聴く人がワクワクするような楽しみも与えて下さいました。
後半では各楽器の紹介があり、それぞれの音色を感じ取ることができました。
「TOKYO物語」では、リンゴの唄から始まる昔懐かしいメドレーを聴かせていただき、それぞれの曲に皆さん想い出があるのか、懐かしむように聴いていたように思われます。
♪ここに幸あり♪では、結婚式で二人の友達がピアノと独唱で祝ってくれたなぁ〜と私自身、数十年前を思い出しました。
アンコール「エル・クンパンチェロ」の心おどる楽しい演奏、そして温かく盛大な拍手に包まれながらコンサートの幕が閉じられました。



今回のコンサートのチラシです。



渥美文化会館入口のウェルカムボードとお花がお客様をお迎えします。
担当スタッフさんのスゴ技に感謝!

ロビコン設立以来、毎年スタッフとして参加下さっている、福江中学校のボランティアグループ
「ドリームの会」の皆さん。
お客様にお渡しするチラシのとじ込み作業を行っています。

受付係の皆さんです。
今回もよろしくお願いしま〜す!



開場時間となり、お客様が次々と来場されます。
こちらでは、ホール内の冷房対策用に「ひざ掛け」もお貸ししています。


本日は、ムジカ・クラール ピアノ五重奏団の皆さんによる「ピアノ五重奏で奏でる 今・昔」と題したステージ。
まずは、ファゴットの萩原啓介さんより団の紹介と曲目の説明がありました。

オープニングは、モーツァルト作曲「ピアノと管弦楽のための五重奏 変ホ長調 K.452」より第1楽章、第2楽章
ピアノ五重奏というと、一般的にはピアノ+2ヴァイオリン+ビオラ+チェロという編成ですが、今回は少し特殊な楽器構成となっています。
しかし当時、モーツァルトはあえてこの編成のために作曲し、後世に残る名曲となりました。

ここでメンバー紹介をさせていただきます。
ピアノ 萩原昌子さん。






左より、オーボエ 佐藤恵一さん
ホルン 佐藤 徹さん。

左より、ファゴット 萩原啓介さん
クラリネット 船井雅子さん。

本格的なクラシックっていいですね。
私は、こういった心地よい緊張感って結構好きなんですよ。


次は「夏の童謡メドレー」
「浜辺の歌〜夏の思いで〜椰子の実」と続きます。
渥美を意識して下さった選曲に優しさを感じます。

前半ステージ最後は「HANA」
「花〜サボテンの花〜さくら〜ハナミズキ〜リンゴ追分〜世界に一つだけの花〜赤いスイートピー」と、花にちなんだ名曲の数々が演奏されます。
私としては、最後に松田聖子ちゃんの「赤いスイートピー」が入ってたのがすごくうれしかったですね。
まさに昭和アイドル史に燦然と輝く名曲だと思います。
バラエティー豊かな選曲、そして様々な楽器が織りなす見事なハーモニーは、前半ステージの最後を飾るにふさわしい素敵な演奏でした。

ここで、ラウンジにて20分間のティータイム。
こちらでは、中学生スタッフが入れたコーヒーやその他の飲み物・お菓子等を、お客様に好みで選んでいただきます。








本日のお菓子は「田原くっきー工房」さん。
左から、バター未使用の「体にやさしいシリーズ」より ビスコッティ、同シリーズ キャラメルナッツ。
その横はチョコチップ、右奥はココア、右手前はプレーン。
とびっきりのおいしさです!

ラウンジの様子です。





次は、ロビコンCDプレゼントコーナーです。
本日の演奏を録音したCDを、抽選で会場のお客様にプレゼント。
くじを引くのはドリームの会の生徒さん2名です。
自己紹介の後くじを引き、番号を発表。
見事当選されたお客様、おめでとうございます!

後半ステージは、ユーモアを交えた楽器紹介と共に、各パートのソロ演奏から始まりました。
まずは、オーボエ 佐藤恵一さんの演奏で
「川の流れのように」
ご存じ美空ひばりさんの名曲! 憂いに満ちた美しい音色に聴き入ってしまいました。

クラリネット 船井雅子さんの演奏で「上を向いて歩こう」
坂本 九ちゃんの大ヒット曲が、クラリネットの優しい音色に乗せて軽やかに演奏されます。




次は、ファゴット 萩原啓介さんの演奏で、聖子ちゃんの不朽の名盤と呼ばれるアルバム SUPREME より「瑠璃色の地球」
合唱曲としても広く知られていますよね。
壮大な美しいメロディーがファゴットのソロで見事に奏でられ、深い感動を覚えます。

ホルン 佐藤 徹さんの演奏で「虹の彼方に」
原題「オーバー・ザ・レインボー」としてよく知られていますね。
ホルンの柔らかな音色に包み込まれるようです。

次は、ピアノ 萩原昌子さんの曲紹介です。




作曲家 クロマコフがロシア民謡の「赤いサラファン」を元に編曲した作品「モスクワの想い出」
耳に馴染んだあのメロディーが、様々なアレンジによってきらびやかに演奏されます。
ピアノソロ大好きです!




いよいよプログラム最後の曲となってしまいました。
まさに昭和歌謡史ともいえる「TOKYO物語」
演奏曲目は「リンゴの唄〜東京の花売り娘〜星の流れに〜東京ブギウギ〜青い山脈〜銀座カンカン娘〜君の名は〜お祭りマンボ〜ここに幸あり」
戦後間もない頃からのベストヒットメドレーが次々と演奏され、まさに懐メロオンパレード!
会場のお客様も懐かしそうに口ずさんでおられました。

「お祭りマンボ」では男性メンバーによる威勢のいいかけ声も入り、お祭りムード満点!

演奏終了後、中学生スタッフより花束の贈呈があり、客席からは惜しみない拍手が送られました。

アンコールは打って変わり、意外な選曲で「エル・クンバンチェロ」
会場は一気に陽気なムードに包まれ、華やかなフィナーレを迎えました。
まさにロビーコンサートに相応しい、アットホームなステージでした。

コンサート終了後、お客様よりアンケート用紙とひざ掛けを回収させていただきました。
ご来場誠にありがとうございました。




最後に、出演者の皆さんと共に記念撮影を行いました。
素晴らしい演奏をありがとうございました。

ドリームの会の生徒さんと共に後片付けを行います。
皆さん、お疲れ様でした!



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