e あつみロビーコンサート
第97回 あつみロビーコンサート
『あ!この曲知ってるわ』 〜ヴァイオリンの名曲と共に〜
秋深し 独箏 ひとりごと

秋も深まりつつある10月終わり、第97回ロビーコンサートが開催されました。
第1部はヴァイオリンとピアノ、第2部は箏独奏という対照的なステージ。
若手クラシック演奏家とベテラン邦楽奏者という興味深いプログラム構成でした。
第1部は『あ!この曲知ってるわ』のタイトルどおり、耳に馴染んだ曲ばかり。
お二人の清々しく美しい演奏に心洗われる素敵なステージでした。
第2部は、今回で3度目のご出演となられる杉浦 充さん。
以前にも増して魂を揺さぶられるかのような力強く美しい箏の響き。
さすがとも言える見事なステージ構成に圧倒されてしまいました。
また、お家芸!の超絶トークも更に磨きがかかったようで、会場は終始笑いの渦に!
それでは、アルバム画像をコメントと共にお楽しみ下さい。



今回のコンサートのチラシです。


毎回、渥美文化会館入口にセッティングされるウェルカムボードですが、じつはこちらのスタッフ2名による力作!

で、完成となりました。
ハロウィンにちなんだデザインが素敵ですね。


受付は、福江中学校のボランティアグループ「ドリームの会」の生徒さんと共に行います。
皆さん、よろしくお願いしま〜す!

今日も大勢のお客様にご来場いただきました。







第1部はヴァイオリン 宮脇泉月さん、ピアノ 天野初菜さんのステージ。
オープニングは、エルガー作曲「愛の挨拶」
愛知県は西三河から来られたお二人ですが、車を運転しながら見えた渥美の海と山に、とても癒されたそうです。
渥美は大あさりが美味しいと聞いておられたようで「お勧めの店があれば教えて下さい」との事でした。(笑)

次は、L アンダーソン作曲「踊る子猫」
猫の鳴き声をヴァイオリンで表現した可愛らしい曲です。
なお、宮脇さんのお母様 宮脇恵子さんはピアノ奏者。
じつは、第2回・第8回・第14回のロビーコンサートにご出演をいただきました。
そして宮脇泉月さんご本人にも14年前の小学生の頃、第14回ロビーコンサートにて、お母様の伴奏でヴァイオリンの演奏をしていただきました。
親子2代に渡りロビーコンサートの舞台で・・・・・とても感慨深いですね。

ヴァイオリンには4本の弦が張られており、素材はスチールだとか。
細い高音弦はそれ程でもないそうですが、太い低音弦(G線)になるとかなりお高いそうです。
ちなみに、私が使っているクラシックギターの弦は6本1組で1,000円ほど。
楽器自体の値段といい、ヴァイオリニストさんって大変ですね。



同じく L アンダーソンの曲で「プリンク・プレンク・プランク」
この曲は弓を全く使わず、全曲に渡って弦を指で弾いて演奏します。
宮脇さんがおっしゃるには、正直指が結構痛いんだそうです。(涙)

続いて「シンコペイテッド・クロック」「道化師のギャロップ」
「誰も寝てはならぬ」そして Time to say goodbye と、お馴染みの曲が次々と演奏されます。
後半2曲は珠玉のバラードナンバーですね。
ヴァイオリンが優しく優雅に愛を奏でます。

次は、日本の曲を続けて2曲。
「ふるさと」そして、外国人の編曲によるオシャレな「朧月夜」
自然に客席から歌声が響き渡ります。
ピアノの天野さんは宮脇さんによると「おしとやかに見えるんですが、じつは・・・」との事です!?

プログラム最後は
サラサーテ作曲「ツィゴイネルワイゼン」
特殊な奏法を交えた超絶技巧の数々、素晴らしいですね。
憂いに満ちた美しい旋律が胸に染み入ります。


学生スタッフよりお二人へ花束が贈られました。
そして会場は暖かな拍手に包み込まれ・・・



アンコールは、葉加瀬太郎さんの「エトピリカ」
ゆったりとした時の流れに包み込まれるような、とても暖かいコンサートでした。
あ〜幸せ気分!

前半ステージ終了後は20分間のティータイム。
ドリンクとお茶菓子でおもてなしを。

ラウンジでしばしの休憩時間を楽しまれるお客様。


第2部は、箏 杉浦 充さんのステージ。
まずは、箏独奏による主題と六つの変奏「さくらさくら」
杉浦さんは豊橋市在住の箏演奏家。
ロビーコンサートには過去2回、ピアノ 鈴木直巳さんとのユニット “EAST MEETS WEST” としてステージに上がられ、今日で3回目のご出演となります。

ここで楽器紹介です。
箏は13本の絃が張られており、音を共鳴させるために空洞の箱という構造になっています。
その為、片手でも持てるぐらい軽いんだそうです。



次は古典箏曲「乱輪舌(みだれりんぜつ)」
江戸時代の箏は本来弾き語りで演奏されていたのですが、これは珍しく楽器のみの曲。

始めはゆったりとしていますが、徐々に徐々にテンションが上がり、最後はとんでもないことになるんだそうです。


曲が進むにつれ正に入り乱れつつ激しさを増し、怒濤のエンディングへと突き進みます。

次は二十絃箏による演奏。(実際の絃の数は21本)
二十絃箏はドレミの音階順に調弦されており、現代曲を演奏したり、他の洋楽器とのコラボも可能となっているそうです。
曲は、KOTO DE JAZZ「枯葉〜Autumn Leaves〜」
何てオシャレな演奏なんでしょう!


次は、杉浦 充さんのオリジナル曲で、
二十絃箏独奏曲「PRAY〜祈り〜」
杉浦さんは8年前の東日本大震災を仕事先の東京で経験され、じつに大変な思いをされたそうです。
その当時、海外の方々からの PRAY(祈り)というメッセージに感化され、東日本の復興を祈念して作曲されました。
なお、本編の前に福島県の代表的な民謡「相馬盆唄」をアレンジした曲が入ります。
どこまでも美しいメロディー、そして澄み切った箏の響きに心打たれます。

プログラム最後は、これも杉浦さんのオリジナルで、
二十弦箏独奏曲「Spiral」
杉浦さんがお住まいの豊橋市内にある本坂峠。
そのらせん状(Spiral)の峠道を自転車で下る爽快感を箏の独奏曲として作曲されたそうです。
スピード感あふれるダイナミックな曲想が素晴らしいです。

学生スタッフより杉浦さんへ花束が贈られ、会場から盛大な拍手が沸き起こりました。





アンコールは、ロックバンド THE BOOM のナンバーで、ボーカル 宮沢和史さんの作詞作曲「からたち野道」
最後に箏本来の演奏形式「弾き語り」を披露して下さった
杉浦さん。
じつに味のあるヴォーカルが、この優しさあふれる歌にピッタリですね。

コンサート終了後、お客様よりアンケートを回収させていただきました。
ご来場、誠にありがとうございました。




会場出口でお客様に気さくに声掛けされる杉浦さん。
ちなみに、宮脇さん、天野さんは会場内でお見送りされていました。

最後に、スタッフと出演者全員で記念撮影を行いました。
素晴らしい演奏をありがとうございました。




アルバムの発表は、今しばらくお待ち下さい。


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