第100回 2nd あつみロビーコンサート
2021年度 The 100th Anniversary Year
太田 剣カルテット ジャズ・ライブ

あつみロビーコンサート100回記念イヤーの第2弾は、田原市出身で『渥美半島ふるさと大使』でもある太田 剣さんのカルテットによる JAZZ LIVE。
会場には過去最高の人数のお客さまにお越しいただきました。(会場は文化ホールで感染症対策も万全です)
スタッフとして印象に残ったのは、本番前のリハーサルで太田さんが舞台スタッフさんと音響チェックをしていた時のこと。
1曲1曲入念に音響の調整に長い時間をかけており、会場の皆さんに最高の音で聴いてもらいたいという太田さんの熱い思いが伝わってきました。
また演奏の合間には、息を切らしながらも作曲した時のエピソードやふるさと渥美半島での出来事を語ってくれた太田さん。
おかげで初めて聞く曲でも、そのイメージや情景だけでなく、その温かい人柄までも感じることができました。

ミュージシャンの思いや息づかいを感じながら、音響の整った会場で、生の音楽を楽しむことができる。そんな当たり前のことに、ありがたさを感じる最高のコンサートでした。
What A Wonderful Music World!



今回のコンサートのプログラムです。

プログラム裏面です。

コンサート当日の午前9時に私たちスタッフは渥美文化ホールに集合。
メンバーがそろった所で打ち合わせを始めます。



打ち合わせ終了後、早速準備に取りかかります。
今日は助っ人として「あつみNPOネットワーク」のスタッフKさん(中央の男性)が駆けつけて下さいました。
Kさんのご親切に感謝します!

こちらは取り置きチケット(前売り券)配布コーナー。
体温チェックと手指の消毒担当スタッフも一緒に撮影タイムです!

当日券販売コーナー。


内扉を入った所が受付となります。
各コーナーの皆さん、よろしくお願いしま〜す!

お客様が入場される際には入念に検温と消毒を行います。


入場者情報記入コーナーでは、チケットに住所・氏名・電話番号を記入していただきます。




受付ではお客様ご自身でチケットの半券をもぎり、指定の箱へ入れていただきます。
なお、前回ではプログラムをホール内の客席に予めセッティングしておいたのですが、今回は手渡しで配布させていただきました。
もちろんスタッフはビニール手袋着用です。

こんなにも大勢のお客様にご来場いただきました。
なお、客席最前列付近はステージからの距離を取るため、立入禁止としました。


今年度は、あつみロビーコンサート100回記念イヤー。
そして、本日ご出演の太田 剣さんが、田原市より任命されたふるさと大使を務めておられるということで、田原市長の山下さんよりご挨拶をいただきました。

あつみロビーコンサート第100回記念イヤー第2弾は
“太田 剣カルテット ジャズ・ライブ”
サックス 太田 剣さん、ピアノ 成田祐一さん、ベース 岡田治郎さん、ドラムス 河村 亮さんによるジャズライブです。
なお太田さんは、2016年12月18日 第80回のロビーコンサート以来、2度目のご出演となります。

オープニングは軽快で華やかなナンバー
Song for the New Life(新しい人生の歌)
いや〜、カッコイイですね!
もうすでに太田さんの世界へと引き込まれてしまいます。



成田さんは広島県出身。
流れるようなピアノソロがとっても心地いいですね。


今年5月に新しいCDを発表された太田さん。
今日はそのCDの曲や、馴染みのある曲を織り交ぜて演奏して下さいます。

2曲目は Greenhouse(温室)
太田さんが生まれ育った田原市福江町のご実家の庭には、お爺さまとお父様が建てた温室があり、様々な野菜や果物を育てられていたとか。
その頃の懐かしい想い出を曲にしてみたそうです。
田舎のおだやかな日常を感じさせる、ゆったりとした曲ですね。
ソプラノサックスの柔らかな澄み切った音色に心がいやされます。

笑顔がチャーミングな岡田さんは横浜出身。
美しいベースソロに聴き惚れてしまいました。





次は、インスタントコーヒーのCM曲として大ヒットした、ロバータ・フラックの Killing Me Softly with His Song(やさしく歌って)
昭和生まれの私にはとてもなじみ深い名曲ですね。




前半ステージ最後の曲は、太田さんのデビューアルバムの1曲目に収録されている Swingroove
この曲名はSwingとGrooveをくっつけた造語なんだそうです。
まさにタイトルどおりのリズミカルでノリノリなナンバーですね。
サックスとドラムスとの掛け合いも面白かったです。
太田さんが煽る煽る!!

ここから後半ステージとなります。
地元田原市出身でふるさと大使を務めておられる太田さんは、平成27年に新設された伊良湖岬小学校の校歌を田原市より依頼されました。
うれしいことに今回、何と!サプライズで演奏して下さいました。
ピアノ伴奏から始まった曲はとても爽やかで清々しく、こんな素敵な校歌を歌える児童の皆さんを正直うらやましく思いました。
続いて、伊良湖岬と言えばこの曲ですね。
何てメロウでおしゃれな「椰子の実」なんでしょう!

題名の「やしのみ」からもじった?音階「ラシソミ」をモチーフとしたイントロも幻想的で素敵でした。







河村さんは岐阜県出身。
ドラムを演奏するお姿が実にカッコイイですね。
太田さんの新しいCDではレコーディングメンバーとしても参加されています。
次はTwo By The Pond(釣り堀)
太田さんは小学生の頃、よくお爺さまに連れられて伊良湖へ釣りに行かれたとか。
次から次へと入れ食い状態で面白いように鰺が釣れ、連日鰺を食べていたせいか、悲しいかな魚アレルギーになってしまったそうです。

次は After The Ship Has Gone(船出の後)
有名なジャズフュージョンバンドT-SQUAREの元メンバーでジャズピアニスト 和泉宏隆さんの曲です。
今年の2月に太田さんが新しいCDの録音を行った際、全曲に渡ってピアノを演奏されたのが和泉さんでした。
しかし録音が終わり、CDが完成した4月に心不全で急逝され、これが和泉さんのラストレコーディングとなってしまいました。



この曲は、和泉さんが19992年の映画「愛人/ラマン」に影響を受けて作曲されたんだそうです。
私も20年程前に見ましたが、主役の女の子がとても印象的な切ないラブストーリーでした。

伊良湖岬と三重県の鳥羽市を結ぶ伊勢湾フェリーの話題や、メンバー4人で伊良湖名物の大アサリを食べに行った事など、郷土愛あふれるトークで大いに盛り上がってます。
大アサリのお味はいかがでしたか?

プログラム最後は Secret Of The Stones(石の秘密)
イギリスの有名な観光地で世界遺産にも登録されている「ストーンヘンジ」
太田さんが、この摩訶不思議な巨石群を訪れた際、頭に浮かんだ様々な想いを曲にしてみたんだそうです。
皆さん本当に楽しそうに演奏されてますね。
そして、割れんばかりの拍手が会場から沸き起こり・・・

アンコールは、ルイアームストロングのヒット曲
What a wonderful world(この素晴らしい世界)
ここで往年のヒット曲を持って来るなんて、じつに心憎い選曲ですね。
太田 剣カルテットの皆さんによる熱い熱いジャズライブ、メチャ楽しかったです!



ライブ終了後、ホール出口にてお客様よりアンケート用紙を回収させていただきました。
ご来場誠にありがとうございました。

太田さんのCDを買い求めるお客様の列がスゴイことになってます!(この後も続々と・・・)


今回は太田さん直筆のサイン入り!
ちなみに、隣席でお手伝いをしているのは当スタッフのMさんです。
じつは太田さんはスタッフMさんの甥御さん。
お二人が親しげに話される姿が、とっても微笑ましかったです。笑



最後に、出演者の皆さんと共に記念撮影を行いました。
素晴らしい演奏をありがとうございました。
皆さん、お疲れ様でした!
なお、手前に飾られている花の鉢植えはスタッフKさん(後列右)のご厚意で頂いたもの。
Kちゃん、ありがとう!



アンケート結果へ