第103回 あつみロビーコンサート
増田達斗 ピアノソロコンサート
名曲アラカルト! 〜ピアノの調べにのせて〜

少しずつ秋の訪れを感じられるようになってきた9月下旬、地元田原市出身のピアニスト 増田達斗さんによるピアノソロコンサートが開催されました。
音楽を、ピアノを心から愛する増田さんの奏でる一つ一つの音が心にすっと溶け込むように入ってきました。
「キラキラ星変奏曲」増田さんの指先から生まれた可愛い星のメロディーたちが踊りだし、次から次へと流れ星が。まるで夜空の星たちのショーを見ているようで、ワクワクの気持ちがとまりませんでした。
増田さんがピアノを奏でると、まるで映像を見ているかのように曲の情景が浮かびます。ピアノの演奏を聴いてこんな感じは初めてで、一曲一曲心が揺さぶられました。
胸を締めつけられる切なさと激しさで涙が込み上げ、優しさに包まれ 温かくて 心地よくて‥ピアノの音色は言葉以上に感情を表現できる楽器なんですね。増田さんの演奏を聴いてそう思いました。
アンコールの「主よ人の望みの喜びを」この曲を聴いていると心が落ちつき、コロナ禍の不自由な中でも上を向いて前に進める勇気が湧いてきました。
「大丈夫だよ。思いは必ず‥」優しさの中に真の強さが伝わる演奏で、増田さんからの心からのエールをいただけた気がして、明日からまた頑張れそうです。お客さま皆様そんないいお顔でお帰りになりました。
増田さん 素晴らしいお時間をありがとうございました。



今回のコンサートのプログラムです。







いよいよ今日から福江中学校のボランティアグループ「ドリームの会」の生徒さんが、ロビコンのスタッフとして復帰してくれました!
新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、しばらく活動を自粛していたのですが、本当にうれしく思います。
そして、本日の出演者 ピアニストの増田さんが、本番前にドリームの会の皆さんのボランティア活動に対し感謝の言葉を送られ、生徒さん全員いたく感激していました。

文化ホール玄関では生徒さん2名が検温消毒コーナーを担当。
そして、とっても優しくて頼りになるスタッフHさん。
皆さん、よろしくお願いしま〜す!

@番 取り置きチケット配布コーナーでは生徒さんとスタッフEさんが担当。
よろしくお願いしま〜す!

B番 当日券売り場の担当はスタッフHさん(右)、Kさん(左)
よろしくお願いしま〜す!


受付は、右よりスタッフEさん、Mさん、生徒さん2名、スタッフEさん。
皆さん、よろしくお願いしま〜す!

来場されるお客様の手指に消毒用アルコールを吹き付けます。


検温作業です。
もしここで37.5度以上あれば別室にて再検温となります。

中央A番の入場券情報記入コーナーでは、チケットに住所・氏名・電話番号等を記入していただきます。


コロナ禍の中でのロビコンはこれで4回目。
スタッフ全員 周到なコロナ対策を講じ、コンサートの運営に臨んでいます。

いつになく当日券の売り上げが好調のようで・・・

次々と来場されるお客様への対応で、受付は大忙しです。

ついには用意したプログラムが足らなくなってしまうという事態に!
皆様、本当に本当に申し訳ありませんでした。
想定外のお客様に、うれしい悲鳴となりました。






スタッフTさんの素敵な影アナが入ると、いよいよ開演です。
本日は「名曲アラカルト!〜ピアノの調べにのせて〜」と題した
増田達斗さんのピアノソロコンサート。
第1部は古典派の名曲の数々を。
まずは、バッハ作曲
「平均律クラヴィーア曲集第1巻」より第1番 BWV846
後年、この曲を伴奏としてシャルル・グノーが書いた歌曲が、あの有名な「グノーのアヴェ・マリア」ですね。

増田さんは地元 田原市野田町のご出身。
つい先日、お隣の豊橋市でもコンサートを開催されたとか。
今回はこの渥美文化ホールでの初の凱旋コンサートとなります。

次は、モーツァルト作曲「きらきら星変奏曲」KV265
とてもなじみ深くて可愛らしい曲ですね。


早くも第1部最後の曲となりました。
ベートーベン作曲
「ピアノ・ソナタ第14番」Op.27-2 《月光》
一般的には「月光ソナタ」として知られている名曲です。
有名な第1楽章では、美しく そして深い悲しみを込めたピアノの響きに、思わず胸がじーんと熱くなりました。
続いて、わずかな光が差し込む第2楽章へと・・・

情熱的な第3楽章では、体全体を使ったダイナミックで迫真に迫る演奏に圧倒されてしまいました。
感激です!





第2部はショパンの名曲を中心に演奏して下さいます。
ショパン作曲「ポロネーズ第6番」Op.53《英雄》
増田さんがピアノにのめり込むきっかけとなったのがショパンだったそうで、とにかく中高生時代はショパンばかり弾いていたそうです。

次は、フランスの作曲家の作品を2曲続けて。
まずは、フォーレ作曲「即興曲第3番」Op.34



続いて、ラヴェル作曲「水の戯れ」
2曲ともフランス音楽らしいきらびやかさと斬新な和声が印象的です。
指先から醸し出される音の一粒一粒がキラキラ輝いて、幻想的な音の響きに包み込まれるような、なんとも言えない心地よさを感じます。

プログラム最後は、やっぱりショパンですね。
「アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ」Op.22
増田さん曰く「こんなにもピアノって表情豊かな楽器なんだなって少しでもお伝え出来るような演奏を心がけたいと思います」

曲は、美しく穏やかな前半と華麗で力強い後半部分に分かれており、ありとあらゆる技巧を取り入れた難曲ですが、増田さん いとも軽やかに、しかも表現力豊かに弾きこなします!
演奏終了後、会場は盛大な拍手の嵐に包まれて・・・

アンコールは、ショパンの代表曲
「ワルツ第6番」Op.64-1《子犬のワルツ》
そして再び増田さんに対し、惜しみない拍手が送られます。


鳴り止まない拍手に応え、アンコール2曲目は
バッハ作曲「主よ人の望みの喜びよ」
増田さん、あまりの熱演にもう汗びっしょりです!

荘厳なピアノの響きに心が洗われ、まさに至福です。



増田さんのソロコンサート、本当に素晴らしくて正直もっともっと聴きたかったです。
プログラムもなじみ深い曲が多く、存分に楽しむことが出来ました。
全曲を暗譜で演奏されたのにもビックリ!
また、温かいお人柄にも触れることが出来ました。

コンサート終了後は増田さんとスタッフ全員でお客様をお見送り。
ご来場誠にありがとうございました。




今日は増田さんの小学校時代の恩師の方々が大勢お見えになられたとか。
なかなかお話が尽きないようですね。

増田さん大人気です!



最後に、増田さん、そして増田さんのご両親もご一緒に写真撮影を行いました。
今日は素晴らしい演奏をありがとうございました。

後片付けが終わってからドリームの会の生徒さんにアンケート(感想文)を書いていただきました。
みんな、よく頑張ったね。 お疲れ様でした!



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