e あつみロビーコンサート
第105回 あつみロビーコンサート
クラリネットとピアノのおとあそび
氷上のクラシック フィギュアスケーターを支えた名曲〜

第1部は「クラリネットとピアノのおとあそび」
音遊びのイメージが浮かばなかったのですが、「カルメン・ストリップ」という曲では、クラリネットの解体ショーで楽しませてもらいました。
私は初めて聴いたのでとても斬新でしたし、解体してメロディーが奏でられることにびっくりしました。
ピアノの即興演奏は、懐かしい曲のオンパレードで楽しませてもらいました。
そして第2部「氷上のクラシック〜フィギュアスケーターを支えた名曲」
舞台上では、四人の衣装が氷上を思わせる様なスパンコールがキラキラと輝き、眼を瞑れば、浅田真央さん、荒川静香さんの滑っている様子が目に浮かぶような…。
今回も文化ホールで開催したため、大変音響も良く、贅沢な音楽で包んでもらえ、心地良い時間を過ごすことができました。



今回のコンサートのプログラムです。


毎回、ロビーコンサートのスタッフとして参加下さっている、田原市立福江中学校のボランティアグループ「ドリームの会」の生徒さんです。

ソーシャルディスタンスを取るため、ホール内座席の1〜3列目までは立入禁止とします。
そのための仕切り用のポールを運んでいます。

受付でお客様に配布するプログラムのとじ込み作業です。



受付担当の3年生の生徒さん2名に優しく指導するスタッフEさん。
皆さん、よろしくお願いしま〜す!
私が言うのも何なのですが、ロビコンのスタッフは本当に優しくて穏やかな性格の方ばかりなんですよ。

こちらは検温・消毒係の1年生の生徒さん2名、そしてスタッフHさん・Yさん。
よろしくお願いしま〜す!


中学生スタッフによる検温・消毒の見事な連係プレイ、さすがです。

チケットを予約購入されている方は、@取り置きチケット配布コーナーへ。


チケットを持っていない方は、A当日券売り場へと進んでいただきます。

B入場者情報記入コーナーでチケットに住所・氏名・電話番号を記入していただき、受付へ。

受付では中学生スタッフが、来場されるお客様にプログラムを手渡ししています。
がんばってね!



第1部は「クラリネットとピアノのおとあそび」
クラリネット 田ノ原豊繊さん、ピアノ 堀 響介さんのお二人によるステージです。
まずは、映画『サウンド・オブ・ミュージック』より My Favorite Things
「そうだ 京都、行こう。」のCMソングとしても使われてますよね。

『驚きと楽しさを届ける!エンタメ系クラリネット奏者』の田ノ原さん。
果たしてどんなステージを魅せて下さるんでしょうか?
とっても楽しみです。

次は、ビゼー作曲の超有名なあの曲を元に編曲された
「カルメン・ストリップ」
何だか意味深なタイトルですね。
ん! ステージにテーブルが?

(左)何と! 曲を演奏しながらクラリネットをバラバラに解体するっていうパフォーマンスが!
(右)ついにはマウスピースのみの演奏に。
これぞまさにエンターテインメント! ぶっ飛んでますね〜。
しかし、よくぞこんな状態で音階が出せるものだと感心してしまいます。
ここで、クラリネットを組み立てて調整するため、田ノ原さんが一旦ステージから退場されます。



次は、堀さんのピアノソロ。
今回のタイトルが「おとあそび」ということで、まずは即興演奏を。
私が聴いた限りでは「マル・マル・モリ・モリ!〜エリーゼのために〜アイネ・クライネ・ナハトムジーク〜水戸黄門〜日本全国酒飲み音頭〜結婚行進曲〜アメイジング・グレイス〜蛍の光〜マル・マル・モリ・モリ!」だったでしょうか?
ピアノ曲等の作曲もされている堀さんならではの感性と表現力に富んだ素晴らしい演奏でした。
続いて、ブラームス作曲「間奏曲イ長調 Op.118-2」
今回、初めて聴かせていただきましたが、穏やかなとても美しい曲ですね。

ここで再び田ノ原さんがステージに。
早くもこれがプログラム最後となってしまいました。
曲は「カルメン・ファンタジー」
こちらもビゼー作曲の「カルメン」を元にした曲なのですが、クラリネットの様々な超絶技巧を取り入れた難曲だとか。(ピアノ伴奏もスゴイんだそうです!)

オペラ「カルメン」の有名なフレーズがちりばめられており、とても聴き応えのある曲なのですが、演奏される側にとっては息つく暇も無いんでしょうね。




会場からの盛大な拍手に応え、アンコールは童謡「クラリネットをこわしちゃった」のパロディー版で
「壊れちゃったクラリネットが直っちゃった変奏曲」
最初は音程がズレていたり変な音を出していたクラリネットが、演奏するにつれて直ってしまうというこの曲、田ノ原さんの迫真の演技?にも注目です。
ユーモアあふれる解釈でクラシックを解りやすく演奏して下さった楽しいステージ、最高でした!

第2部は「氷上のクラシック フィギュアスケーターを支えた名曲〜」
なつカルテット弦楽四重奏団の皆さんによる演奏です。
まずはラヴェル作曲「ボレロ」
一般的にはフルオーケストラで演奏されることが多いこの曲ですが、弦楽四重奏版ということで、とても興味深く聴かせていただきました。
次第にクレッシェンドしていく様はもちろんのこと、コーダの音の厚みも素晴らしく、正直鳥肌モノでした。


ここでメンバーの自己紹介です。
左より 1stヴァイオリン 苅谷なつみさん、2ndヴァイオリン 宮脇泉月さん、チェロ 川村なつみさん、ヴィオラ 犬塚こころさん。
スパンコールのドレスが艶やかですね。


次は、グリーグ作曲『ペールギュント』より「朝」
(左)チェロ 河村さんのエレガントな雰囲気からは全く想像できない低いお声に、とても癒されました。
(右)ヴィオラ 犬塚さんはメンバー最年少。
他メンバーからの犬塚さんへの優しいまなざしが微笑ましかったです。

今回のプログラムは、クラシック名曲アルバムとも言えるほどなじみ深い曲ばかりで、客席の皆さんも大いに楽しめたのではないでしょうか。
もちろん私自身も大好きな曲ばかりで、至福のひとときを過ごさせていただきました。

チャイコフスキー作曲『くるみ割り人形』より「花のワルツ」
浅田真央さんが2005年(15歳)に東京で開催されたグランプリファイナルのフリーの演技で金メダルを獲得した時の曲ですよね。
優雅な演奏に思わずうっとりとしてしまいます。


(左)1stヴァイオリン 苅谷さんはチームリーダー。
愛知県豊橋市出身のフィギュアスケーター 鈴木明子さんと生演奏で共演されたこともあるそうです。
(右)2ndヴァイオリン 宮脇さんは、第14回、第97回のロビーコンサートにもご出演下さいました。
14回の時はまだ子どもさんで、お母様のピアノ伴奏でヴァイオリンを弾いておられました。
あれからもう17年も経つんですね。

次は、ボロディン作曲「ダッタン人の踊り」
哀愁を帯びた美しいメロディーに心打たれます。







プログラム最後は、ブラームス作曲「ハンガリー舞曲第5番」
メンバーの息がピッタリと合った素晴らしい演奏に、会場から惜しみない拍手が送られます。
そしてアンコールは、プッチーニ作曲のオペラ
『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」
荒川静香さんが2006年(24歳)のトリノオリンピックのフリー演技でこの曲を選び、見事金メダルを獲得しました。
まさにフィギュアスケーターを支えた名曲ですね。

コンサート終了後は、スタッフ全員でお客様をお見送り。
ご来場誠にありがとうございました。







最後に、出演者の皆さんと共に記念撮影を。

田ノ原さん、堀さん、とっても楽しいステージをありがとうございました。

なつカルテット弦楽四重奏団の皆さん、華やかで素敵なステージをありがとうございました。


後片付けが終わってからドリームの会の生徒さんにアンケート(感想文)を書いていただきました。
みんな、よく頑張ったね。お疲れ様でした!



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