第113回 あつみにこんさーと
あつみにオーケストラがやってきた!
豊橋交響楽団 指揮/渡邉浩司

今回は「あつみにオーケストラがやってきた!」と題し豊橋交響楽団の皆さんをお迎えしました。本来は2022年3月にお招きする予定でしたがコロナ禍で中止となっていたため楽しみにされていた方も多かったのではないでしょうか。
渥美の地でフルオーケストラの演奏を聞く機会は中々なく迫力ある演奏を生で堪能することができました。また、アニメ音楽など馴染み深い曲目が多く、楽器の紹介コーナーもあり興味深く聴くことができました。
今回のような楽団のホームグラウンドを離れての訪問公演の際は「指揮者体験コーナー」を設けているそうで、小さなお子さんを含む3人の方が堂々とタクトを振っていました。将来指揮者を目指す人が出てくると素敵ですね。
最後の曲は聴衆の皆さんも指揮者の指揮に従って手拍子をとりながらオーケストラと一体となって楽しんでいらっしゃいました。
機会があったら、また聴いてみたいと思うコンサートでした。



今回のコンサートのプログラムです。






今年度より古巣の渥美文化会館多目的ホールへと開催場所を移したあつみにこんさーとですが、今回は豊橋交響楽団の皆さんによるクラシックコンサートという事で、再び渥美文化ホールでの開催となりました。
今日は田原市立福江中学校のボランティアグループ「ドリームの会」より7名の生徒さんも、スタッフとして参加して下さいます。
まずは、スタッフ紹介と事前打ち合わせから。

始めに、それぞれのコーナーの担当スタッフが、ドリームの会の生徒さんに手順を説明します。
取り置きチケットコーナーはスタッフHさん。

当日券販売コーナーはスタッフEさん。



受付はスタッフEさん。

18歳以下情報記入コーナーとプレゼントコーナーはスタッフTさん。

会場係はスタッフKさんが説明します。

渥美文化ホールのロビー(ホワイエ)の様子です。

次に、受付でお客様に配布するプログラムのとじ込み作業を行います。
なお今回、豊橋交響楽団の指揮者・音楽監督の下谷剛嗣さん(画面右の方)がボランティアとして参加下さいました。
お忙しい中を誠にありがとうございました。

いよいよ開場時間。
これからお客様をお迎えします。
取り置きチケットコーナーの皆さん、お願いしま〜す!



当日券販売コーナーの皆さん、お願いしま〜す!

情報記入コーナーの生徒さん、お願いしま〜す!

プレゼントコーナーの皆さん、お願いしま〜す!

お客様の名前を確認し、取り置き(予約)チケットをお渡しします。

当日券も順調に売れてます!

こちらでは豊橋交響楽団のメンバーの方々によるウェルカム演奏が。

受付ではお客様からチケットをお預かりして半券をお返しし、プログラムをお渡しします。

今回は18歳以下の方は無料となるため、情報記入コーナーでは該当されるお客様に年齢などを記入していただきました。

プレゼントコーナーでは出演者へのプレゼントとメッセージをお預かりします。




スタッフTさんの影アナが流れると、やがて開演となります。
本日は「あつみにオーケストラがやってきた!」
豊橋交響楽団の皆さんによるクラシックコンサートです。
オープニングはオッフェンバック作曲 喜歌劇「天国と地獄」序曲
運動会のかけっこでよく使われるあの曲ですね。

指揮は渡邉浩司さん。
曲は、ルロイ・アンダーソン作曲「シンコペーテッド・クロック」
これもなじみ深い曲ですね。曲中で本物の時計のベルが効果音として使われています。

続いて、ヨハン・シュトラウス2世作曲「トリッチ・トラッチ・ポルカ」
クラシックの定番曲が続きます。



次は、楽器紹介のコーナー。
曲はスタジオジブリ制作のアニメ映画「となりのトトロ」のオープニングテーマで、久石譲作曲「さんぽ」
司会者の方が、これから演奏される楽器の説明をしながら進められて行きます。
この曲は、元々ソロを取る楽器の奏者が立ち上がって演奏するスタイルなので、こういったシチュエーションにはまさにピッタリですね。

こちらは木管楽器のファゴット。
ちなみに、ファゴット奏者の金子智子さん(画面中央の方)は田原市在住。
第34回あつみにこんさーと(あつみロビーコンサート)ではファゴットアンサンブル Bassoons のメンバーとしてご出演いただきました。




第1部最後は、ラフマニノフ作曲「交響曲第2番3楽章」
私、この曲初めて聴いたのですが、ロマンティックな美しい曲ですね。
何度も繰り返される甘美なメロディーが耳に残ります。
今回来てくれた私の友人は、この曲が一番良かったと言ってました。

第2部1曲目は、これもスタジオジブリのアニメより
久石譲作曲「風の谷のナウシカ」
公開されてからもう40年も立つんですね。感動のアニメでした!
この曲を始めとしたジブリ作品は、久石譲さんと現地のオーケストラとの共演により世界各国で演奏され、好評を博しています。

次は「オーケストラ入門・指揮者体験コーナー」
課題曲は、ブラームス作曲「ハンガリー舞曲第5番」
この曲は、とにかくリズムの変化が激しく、しかも途中で止まったりと、指揮者にとっては難曲。
「プレゼントした指揮棒で豊橋交響楽団を自由自在に扱って下さい」とのことで、会場から選ばれた3名の皆さんが、オーケストラの指揮に初挑戦します。
ちなみに、指揮の順番はじゃんけんで決めてました。
模範演奏と練習の後、いよいよ1人目の挑戦です。
がんばってね!

じつは、こちらの可愛らしい女の子は、私の知り合いのお孫さん!
堂々とした指揮振りがお見事です。まさに血は争えませんね。









2人目はイケメンの好青年。
落ち着き払った素晴らしい指揮でした。








トリは模範演奏の時から曲に合わせ、指揮棒をブンブン振り回していたベテラン!?のちびっこマエストロ。
いきなりの超マイペースなテンポで、オーケストラを煙に巻くパフォーマンス! やっぱり天才は違います。
最後に渡邉さんの指揮による「ハンガリー舞曲第5番」全曲の演奏で、このコーナーは終了です。
三者三様の解釈による演奏、とても興味深く聴かせていただきました。
皆さんが将来、立派な指揮者として大成されることを願ってやみません。
いや〜楽しかったです。

プログラム最後はドヴォルザーク作曲 交響曲第9番「新世界から」4楽章
この曲は、私が初めて交響曲というジャンルに興味を持つきっかけとなった思い出の曲。
大好きです。

ここで、ドリームの会の生徒さんより指揮者の渡邉さんに花束が贈られました。
そして、会場は熱気を帯びた盛大な拍手に包まれて・・・



アンコールは、ヨハン・シュトラウス1世作曲「ラデツキー行進曲」
指揮者の渡邉さんが会場のお客様に拍手の指示を出されています。
じつはこの曲は、毎年開催されるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ニューイヤーコンサートでの最後の曲目で、観客の手拍子が恒例となっているんです。
ホール全体を包み込むような見事な手拍子で会場が一体となり、とても和やかな雰囲気の中、コンサートの幕が閉じられました。
オーケストラって最高ですね!

コンサート終了後、指揮者の渡邉さんもスタッフと共にお客様をお見送りされていました。
ご来場誠にありがとうございました。






最後に、豊橋交響楽団の皆さんと共に恒例の記念撮影を行いました。
しかし今回は、これまで経験したことのない人数での撮影という事でいささか勝手が違い、このような結果に 💦
いつもの画像の大きさですと顔が豆粒みたいになってしまうので、横幅を2倍に広げてみました。
少し見づらいですが、いかがでしょうか?
豊響の皆さん、今日は素晴らしい演奏をありがとうございました。

後片付け終了後、ドリームの会の生徒さんに感想文を書いていただきました。
皆さん、お疲れ様でした。また来て下さいね!







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