第33回 あつみロビーコンサート
琵琶の世界へようこそ
ヴァイオリン/フルート/ピアノのアンサンブル

1月25日、第33回あつみロビーコンサートは、第一部 北島鶴昇さんによる琵琶演奏で始まりました。幽玄な和の世界が演出され、会場に凛とした空気が張り詰めました。
「壇ノ浦」では、華麗なるバチさばきと心に響く歌声で、800年前にタイムスリップしたかのような時間を過ごすことができました。琵琶の物悲しく、時には激しく響く音色に、強く心を打たれました。
第二部は、クロスオーバーユニット wing のみなさんによる演奏でした。一瞬にして舞台が華やぎ、ヴァイオリン・フルート・ピアノの優しい音色が一足早く春を呼び、お客さまの心を温かく包みこみました。「濱島風チャールダーシュ」では、心に沁みる音色と素敵なパフォーマンスで会場が一つになり、大変盛り上がりました。
たくさんのお客さまと共に、とても幸せな時間を過ごせたことを感謝いたします。



今回のコンサートのポスター(チラシ)です。

チラシ裏面です。

さあ、今日も朝10時より準備開始です。
会場を華やかに彩る花々はスタッフHさんの手によるもの。 お見事ですね!
後ろでは福江中学「ドリームの会」の生徒さんが、ボランティアのスタッフとして会場作りの真っ最中。

こちらはティータイムのテーブルのセッティング。
テーブルクロスが汚れないよう、ビニールシートを敷いています。



お茶係さんです。
コーヒーを美味しく入れるための秘訣が色々あるようなんですが、私にはよく解りません。(汗)
えっと、湯は真ん中へ注ぐ? 少し薄めに入れる??
スタッフKさん、教えてっ!

イエ〜イ! 受付係は元気いっぱい!男の子。
ペアルックの双子君 キタ――(゜∀゜)――!!!!




今日はお客さまに少しでも暖かくなっていただこうと、カイロをお配りしました。









第1部は琵琶演奏家、北川鶴昇(かくしょう)さんのステージです。
最初に、琵琶という楽器のルーツを説明して下さいました。
はるか昔、古代ペルシアで生まれたリュート系統の弦楽器が中国、朝鮮を経て奈良時代の少し前ごろ日本に伝えられ、琵琶となったそうです。
その後、千何百年もの間に日本独自の楽器として改良され、弾き継がれてきました。
時代の重みを感じますね。

まずは、平家物語の冒頭部分を弾き語りで演奏して下さいました。
祇園精舎の鐘の声・・・、で始まるひとくだりですね。
琵琶の神秘的な美しい音色に魅せられます。

続いて、北川さんの師匠でもある故 鶴田錦史先生の作曲で「壇の浦」
鶴田先生は武満徹作曲「ノヴェンバー・ステップス」のソリストとして世界的に有名なお方です。

今回のロビコンには豊橋のケーブルテレビ[ティーズ]さんが取材に来て下さいました。
(番組の内容は動画でご覧下さい。)

平家滅亡に至った最後の壇の浦の戦い。
琵琶の物悲しい音色が、平家の行く末を象徴するかのようです。

北川さんの繊細な、そして時にはダイナミックな素晴らしい演奏に、場内から大きな拍手がわき起こります。

中学生スタッフより花束の贈呈です。


演奏終了後は北川さんのご厚意で質疑応答タイムとなりました。
琵琶は三味線やギター等と比べると弾きやすく、それ故、高齢者の方々でも取っ付きやすいそうです。
会場のお客さまに熱く入門を勧める北川さん、ご自身もついこの間50年位前から始められたそうです。(笑)
この演奏会をきっかけに、日本の伝統的な文化をぜひとも守って行かねばと、しみじみ思いました。
皆さん、琵琶を始めましょう!

第1部終了後はティータイム。
お客さまがお見えになる前に、あらかじめ手早く紙コップに飲み物を注いでおきます。







あっという間に、こんな状態になってしまいますので。(汗)

あっ! 元スタッフさんです。
お久しぶり! また来てね〜

第2部は violin 濱島秀行、flute 上地弘恵、piano 川崎 恵の皆さんによるユニット、wing のステージです。
1曲目はドヴォルザーク作曲「ユモレスク」
クラシックの名曲ですね。

岐阜からお越し下さった皆さんですが、じつはリーダーの濱島さんは豊橋のご出身。
今日は里帰りコンサートという事で、気合いが入っているそうです。(笑)

次はオリジナルを2曲。
始めに“幸せな時間”をテーマに、ユニット名をタイトルにした曲、wing
次はわらび餅屋さんの売り声(わらび〜餅・・・)をモチーフにした WARABIMOCHI
美しいメロディー、そしておだやかな心温まる演奏に癒されます。

次は上地さんのフルートと、川崎さんのピアノで「なごり雪」
この曲、何度聴いてもいいですねえ。若き日々が懐かしく思い出されます。(年齢バレバレ?)
フルートの音色もピッタリはまってました。



再びオリジナルを。
とってもリズミカルで軽快な曲「ウィルキンソン」
ウィルキンソン・ジンジャエール、飲んでみたいです。
続いてモンティ作曲「チャールダーシュ」
これは濱島さんがもっとも得意とする曲だそうで、会場を所狭しと駆け回りながらの演奏スタイル(濱島流!)、素晴らしいの一言です。
お客様の手拍子も加わり、会場はノリノリ!
あれだけめまぐるしく動きながらこの難曲を軽々と、しかも楽しげに弾きこなしてしまう実力には恐れ入ります。

プログラム最後は「アメージンググレイス」
先月のロビコンでも、ゴスペルシンガーの本多馨子さんが歌われた名曲中の名曲。
本多さんの魂に訴えかけるパワフルな歌声とはまた趣が異なり、とても清々しく心休まる美しい演奏でした。






花束贈呈です。
そして、アンコールの拍手がわき起こり・・・








最後に、美空ひばりさんのヒット曲「川の流れのように」で、今日のコンサートを和やかに締めくくって下さいました。
wing の皆さんの演奏と濱島さんの“ほのぼのトーク”で、身も心もリフレッシュさせていただきました。
こういった音楽はきっと胎教とかにもいいんでしょうね?
演奏終了後、お客さまに感謝の意味を込め、ヴァイオリンに合わせてお辞儀をされるお姿に超感激!
心癒されたひとときでした。

さあ、いよいよ中学生スタッフ+森下代表の出番です。
カメラに向かって全員でロビコンの紹介をします。
まずはリハーサル。 セリフを間違えないように!

いよいよ本番!
ワクワク、ドキドキ?


OK! みんな、よく出来ました ◎
この様子は、ぜひ動画で↓ご覧下さいね。







後片付け終了後、中学生スタッフにもアンケートを書いてもらいました。
出演者の皆さん、素晴らしい演奏をありがとうございました。
スタッフ、そしてドリームの会の皆さん、お疲れ様でした!
最後に、寒い中をご来場下さったお客様、誠にありがとうございました。




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ケーブルテレビ[ティーズ]さんの番組「HOTステーション」にて
今回のロビーコンサートの模様が1月26日(月)午後6時より放送されました。
当HPへの映像の掲載を快諾して下さった豊橋ケーブルネットワーク[ティーズ]さんに、心よりお礼申し上げます。