第56回 あつみロビーコンサート
木管アンサンブル ・ ミーコ

第56回のロビコンは、クラシックとボサノバがセットで楽しめ、とてもお得でしたね。
私は今回のような女性ばかりの演奏は初めてで、色とりどりのドレス姿の木管アンサンブルは、まるでその衣装のようにやさしい音色でした。
カルメン組曲を4曲通しての演奏は大変うれしく、ワクワクしながら楽しめました。
欲を言えば、5人の若いお嬢さん達のエネルギッシュな普段のおしゃべりが、もっと聞けるとよかったかなと思いました。
2部のボサノバは、色々なパーカッションが出てきて、2人だけなのに変化のある演奏が楽しめました。タンバリンのような『パンデイロ』、大きな『スティールパン』などおもしろかったですね。
サンバから発展したというボサノバの豆知識も色々と教えていただきました。アントニオ・カルロス・ジョビンがスタンダード・ナンバーの半分以上作曲しているなんてスゴイ!
耳なれた「卒業写真」や「スイートメモリーズ」のボサノバもなかなかよかったですね。
演奏の間のミーコさんとハリーさんのおしゃべりもボサノバ調で、身も心もゆったりと心地好い日曜午後でした。



今回のコンサートのチラシです。






(上)会場入り口の立て看板とお花。
今年度のロビコンは12月はお休みなので、少し早いけどちょっぴりクリスマス仕様となってます。

(下)ティータイムのお菓子。
前回同様、可愛らしいイラストが添えられています。(笑)

福江中学のボランティアグループ「ドリームの会」の生徒さんです。
“コーヒー名人” スタッフKさんの指導の下、ティータイムのコーヒーを入れています。 う〜ん、いい香り!

受付の皆さんです。
とびっきりの笑顔で、よろしくお願いしま〜す!



(上)開場時間となり、お客様がお見えになりました。

(下)ここで当スタッフ会の森下代表より、ご来場いただいたお客様への挨拶がありました。

第1部は木管アンサンブル。
オープニングはエリック・サティ作曲の Je Te Veux(ジュ・トゥ・ヴー)
ゆったりとしたワルツの心地よいメロディーにいやされます。

進行役の小野梅香さんは豊橋市のご出身で、ここ田原市の成章高校吹奏楽部OG。
成章の関係者に話を伺ったところ、OGとして熱意を持って後輩の指導に取り組んでおられるとか。
こんな素敵な先輩が身近に・・・後輩にとってさぞや励みとなることでしょうね。(笑)

ここで各楽器の紹介が行われました。
「木管アンサンブルなのにホルン?」 と思われるでしょうが、この編成が昔からの慣例として木管五重奏と呼ばれているんです。
ホルンってすごく柔らかく繊細な音色で、木管との相性ピッタシです!

(左より) フルート 小野梅香さん、オーボエ 花城真理子さん、ホルン 高橋由佳さん、ファゴット 中山優希さん、クラリネット 白井智美さん。
なお、クラリネットの白井さんは 第28回のロビコン以来、今回で2度目のご出演となります。
次はハイドン作曲「ディベルティメント」より 1楽章、4楽章
端正でエレガントで、クラシックってホントいいですね〜







続いて、ビゼー作曲「カルメン組曲」
曲は4つの部分に分かれていて、T.闘牛士の歌 U.ハバネラ V.アラゴネーズ W.ジプシーの歌 となっています。
ちなみに、この曲と最初に演奏された Je Te Veux は、白井さんによる編曲。
原曲の美しさを生かしたアレンジが秀逸です!
各楽器の特性(音域、キー、音色等)をよほど理解していないと、編曲なんてそうそう出来ないですよね。

耳に馴染んだ数々のメロディー・・・華やかで艶やかなステージに心を奪われてしまいます。







最後の曲は、ロジャース作曲「サウンド・オブ・ミュージックより」
誰もが口ずさんだことのある懐かしいミュージカルナンバーが、清々しくフレッシュな演奏でよみがえります。
ジュリー・アンドリュース よかったですね!

演奏終了後、花束の贈呈がありました。
木管アンサンブルの魅力、存分に楽しんでいただけましたか?



ここで、ラウンジにて約20分間のティータイム。
中学生スタッフの入れたコーヒーや紅茶、お茶菓子等をお客様にサービスさせていただきます。

恒例のロビコンCDプレゼントのコーナー。
今回は中学生スタッフ3名によって抽選が行われました。
当選されたお客様、おめでとうございます。

第2部は、ボーカル&ギター ミーコさん、パーカッション ハリー加藤さんによるブラジルの音楽 “ボサノバ” のステージ。
ボサノバと聞いてまず思い浮かぶのはこの曲ですよね!
「イパネマの娘」
ポルトガル語の響きと相まって、ミーコさんの優しい歌声にうっとり!
ボサノバって、オシャレでカッコイイです。

2曲目は「おいしい水」
あっ! この曲も聴いたことあります。 粋ですね〜
曲間のほのぼのとしたトークでは、会場から自然と笑みがこぼれます。
この後、渥美の名物料理を堪能されたんでしょうか?(笑)
次は荒井由実さんの「卒業写真」
季節外れでもいい歌はやっぱりいいですよ!


ボサノバは、今から54年程前にブラジルの作曲家アントニオ・カルロス・ジョビンが、サンバを元に洗練された音楽として完成させたジャンル。
“ボサノバ” の意味は “新しい才能(やり方)” なんだそうです。(以上 ハリーさんの豆知識でした。)
次の曲は、その1番最初に出来たボサノバと言われている「シェーガ・ジ・サウダージ」(邦題「想いあふれて」)
続いて “サーフドラム” の音でしょうか? 波の音がいい感じで入ってきました。(最後は少々荒波状態?)
タイトルもそのものズバリ「波」

“スティールパン” という楽器でハリーさんが演奏して下さったのが、ここ(渥美)で弾きたかったという「椰子の実」
この音色、たしかに聴いたことありますが、こんな形だったんですね。
次は、そのスティールパンをフューチャーした松田聖子さんの「スイートメモリーズ」
最後、即興でジングルベルのメロディーが。(笑)
ステージに飾られたポインセチアといい、会場はプチクリスマス気分!


じつは、開演前のリハーサルでスティールパンの音を聴き、どうやって音階を弾き分けてるのかスタッフ一同興味津々。
で、中を撮らせていただきました。
窪みの一つ一つが音階になってるんですね。
でもこれってドレミの順番は?!




次は、アヒルの鳴き声を真似た歌詞が可愛らしい「あひるのサンバ」
ハリーさんが演奏しているのはタンバリンに似た “パンデイロ” という楽器。
ちなみに “タンボリン” というタンバリンとは似ても似つかない楽器もあるそうで、じつに紛らわしいです。(笑)
で、早いもので、もうプログラム最後の曲となりました。
会場の手拍子に乗せて「ソーホーのサンバ」

中学生スタッフより花束が贈られ、会場からはアンコールを求める拍手の嵐がわき起こり・・・
飛び上がって嬉しさを体いっぱいで表現するミーコさん。
カワイイです。(笑)




アンコールはミーコさんのオリジナル「チェンジに口づけ」
とっても明るく愛らしい曲で、コンサートでの定番曲になっているそうです。
ギターからウクレレに持ち替えての熱演に会場の手拍子も加わり、大盛況の中、コンサートのエンディングを迎えました。
心温まるステキな演奏にトーク、最高でした!

コンサート終了後、出演者の皆さんと共に記念撮影を行いました。
素晴らしい演奏をありがとうございました。
そして、ご来場いただいたお客様、誠にありがとうございました。

最後はスタッフ全員で後片付けです。
中学生スタッフ、ガンバッテ!






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