第84回 あつみロビーコンサート
濱島秀行のバイオリン×朝本真也のピアノ リサイタル


まるで春を思わせるような温かい日差しに包まれた日曜の午後、第84回ロビーコンサートが開催されました。
第1部では、ピアノ伴奏に合わせて濱島さんが客席後方より登場。
チャールダーシュの曲に合わせて、くるくる回りながらバイオリンを弾くパフォーマンスに拍手喝采でした。
一花衣、Mother、十月十日等の曲では、日本人のやさしい思いやりの心や体のぬくもりを感じ、幸せな気持ちになれるようなメロディーに癒されました。
第2部では、誰もが知っているおなじみの曲、赤とんぼ、もみじ、故郷等全6曲を、観客の皆さんがロビーコンサートのスタッフと共に歌い、素敵なひとときを楽しむことができました。



今回のコンサートのチラシです。


文化会館入口に設置されたウェルカムボードとお花。
ススキの穂が深まりゆく秋を感じさせます。

こちらが受付です。
今日も福江中学校のボランティアグループ「ドリームの会」の皆さんが、スタッフとして参加して下さいます。
さわやかな笑顔が素敵です!

開場時間となり、次々とお客様が来場。
中学生スタッフがにこやかに応対します。



受付では、ひざ掛けの貸し出しも行っています。
遠慮せず申し出て下さいね。





今回は、バイオリン 濱島秀行さん、ピアノ 朝本真也さんのお二人によるステージ。
モンティ作曲「チャールダーシュ」を弾きながら颯爽と登場した濱島さん。
会場を隅々まで回りながら演奏を行う独自のスタイル(濱島流!)素晴らしいです。

ステージではお客様の手拍子に合わせ、アクロバティックな演奏も披露。
何と! イナバウアーも。
なお、濱島さんは 第33回ロビーコンサート でも、バイオリン・フルート・ピアノのアンサンブルユニット wing のメンバーとして出演されていました。

次は、NHKの朝ドラ『てっぱん』のテーマで、葉加瀬太郎作曲の「ひまわり」
胸に染み入る美しいメロディーに引き込まれてしまいます。




会場の皆さんも思わずうっとり。


濱島さんの人柄を感じさせるほのぼのトークに、心いやされます。

朝本さんがメンバーとして所属し、濱島さんも演奏で参加されているインストユニット Q.R.S、そして岐阜発のHIPHOPグループ Kingrass Hoppers(キングラスホッパーズ)
ここからは、この二つのグループのナンバーを濱島さんとのコラボにより演奏して下さいます。



Q.R.S の「一花衣」
「ひとはなごろも」とは1回だけ染め物をした淡い色の着物。
日本人の奥ゆかしさを見事に表現した心地よいラブソングです。
続いて Kingrass Hoppers の 38℃
こちらもラブソングですが「一花衣」よりはもう少し激しい気持ちを表現されているとか。

Q.R.S の Mother
じつは今日、濱島さんのお母様が客席に!
まさに素敵なステージとなりました。





Kingrass Hoppers の「十月十日」
この曲は Kingrass Hoppers のメンバーがお子さんを授かったとき、朝本さんが贈った曲なんだそうです。
十月十日の中で父親になる覚悟を決め、成長していくメンバーの姿・・・
家族の絆って素晴らしいですね。
朝本さんのピアノソロ、素敵です

濱島さんの作曲で「ワタリドリノウタ」
東日本大震災の津波の被害を受けた岩手県の陸前高田市。
街の震災がれきから作られた流木バイオリンが、色々なバイオリン奏者によって演奏されています。
そのバイオリンが岐阜に来たときにチャリティーコンサートを行い、その時に捧げた曲だそうです。

前半ステージ終了後はティータイムです。
ドリームの会の生徒さんが入れた特製コーヒーやジュース・お茶・お菓子等で、お客様におもてなし。





お菓子は色々な種類を取りそろえ、お好みで選んでいただきます。

ラウンジで思い思いにくつろがれるお客様。
温かな日差しが窓から差し込んでいます。

ここでロビコンCDプレゼントコーナー。
ロビコンきっての名司会者スタッフYさんの仕切りで、中学生スタッフ2名にくじを引き、番号を発表していただきます。
見事当選されたお客様、おめでとうございます!



後半は、日本の歌を会場の皆さんと共に。
ステージ上で歌うのは、ロビコンスタッフと地元渥美の声楽家の方々による、名付けて「ロビーコンサートスタッフ合唱団」
最初は「日本の歌百選」にも選ばれ、地元渥美を代表する歌曲「椰子の実」

次は、秋を代表する歌「赤とんぼ」
あたたかな歌声が会場を満たします。

バイオリンとピアノの心安らぐ美しい音色が曲想にピッタリですね。

続いて「もみじ」そして「故郷」
松任谷由実さんの「春よ、来い」は、NHKの同タイトルの朝ドラのテーマ
濱島さんが懇切丁寧に歌の流れを説明して下さいます。

ステージの横ではドリームの会の生徒さんが花束贈呈に備え、緊張の面持ちで待機中。



プログラム最後は、中島みゆきさんの「糸」
この歌、大好きなんですよ!
特に最後の「逢うべき糸に〜」のくだりがたまらないですね。
カメラを構えながら思わず口ずさんでしまいました。

ここで、お二人へ花束が贈呈され、会場からは割れんばかりの拍手の嵐が・・・



アンコールは、美空ひばりさんの「川の流れのように」
合唱団の皆さんも一緒に歌います。

バイオリンとピアノの優しい音色、そして会場の歌声が一体となり、本日のステージの幕が閉じられました。

ラウンジでは濱島さんと朝本さんのCDの販売が行われました。
お二人ともサインをしながら気さくに話かけられていました。


最後はお二人と共にスタッフ全員で記念撮影を行いました。
濱島さん朝本さん、素晴らしい演奏をありがとうございました。
スタッフの皆さん、お疲れ様でした!



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