第93回 あつみロビーコンサート
弁天COZO またまた登場!

「弁天COZO またまた登場!」ということですが、前回は2013年11月(第61回)で2回目の出演でした。
今回は中司さん(ウッドベース)が加わったためか、演奏曲(例えば「おてもやん」)からの私の勝手な和楽器のイメージではなく、これってジャズ?って感じの曲も何曲か…。
「山寺の和尚さん」は、「和」なのか「洋」なのか "音弥" さん(三味線・唄)の唄いと "欄山" さん(尺八)のコーラスも加わり、言葉で表現するのが難しいですが、妖艶で心地良い雰囲気で印象に残りました。
このステキなアレンジは何方がやっているかお聞きしたところ、Molly-chan(ピアノ)さんだそうです。
こんな素晴らしい独特の演奏をする「弁天COZO」ですが、2月13日で活動休止するそうで、とても残念です。
またまた、またまた登場してくれるのを、首を長〜くしてお待ちしています!



今回のコンサートのチラシです。



渥美文化会館の玄関にセッティングされたウェルカムボードとお花。
ボード作成スタッフさん・お花係のスタッフさんに感謝です!

受付は、福江中学校ボランティアクラブ「ドリームの会」の生徒さん6名とロビコンスタッフ2名。
皆さん、よろしくお願いしま〜す。

今日も大勢のお客様がお越し下さいました。



マスクやひざ掛け、カイロ等をご希望のお客様にお配りし、喜んでいただきました。



今回、司会初挑戦のスタッフKさん。
本来は出演者担当スタッフですが、今日はピンチヒッターとして登場!
とても聞き取りやすく美しい話し方に惚れ惚れです。

いよいよ弁天COZO の皆さんのステージが始まりました。
左より、ピアノ Molly-chanさん、唄・三味線 音弥さん、
ウッドベース 中司和芳さん、尺八 三井闌山さん。
1曲目は端唄「品川甚句」

第61回ロビーコンサートから6年ぶりのご出演となられる皆さん。
今回はウッドベースも加わり、より厚みを増したサウンドで
ユニークな和洋のコラボレーションを聴かせて下さいます。

Molly-chanさん。
ピアノ調律師という一面も持ち合わせておられます。



元々は音大でピアノを専攻されていた音弥さん。
平成11年、かねてより憧れていた和の世界へ。
三味線と唄はもちろんのこと、足元のペダルでハイハットの演奏も!

三井闌山さん。
尺八の音色って洋楽器と相性ピッタリですね。



新メンバー 中司和芳さん。
ウッドベースが入って随分と印象が変わりました。
コントラバス、ダブルベース、アコースティックベースなど、色んな呼び方があるんですね。

岐阜民謡「郡上春駒」
まさに踊り出したくなるような賑やかで楽しい曲ですね。
“郡上おどり” 一度は観てみたいです。
端唄「奴さん」 そして、子守り娘の悲哀を歌った
熊本民謡「五木の子守唄」 と続きます。


ここで、楽器紹介です。
三味線の特徴は曲によって調弦を変えること。
基本の調子(本調子)の他に二上がり、三下がり等の調弦の種類があるそうです。
また、唄い手の声に合わせて全ての弦の高さを変えることも。

尺八の基本的な長さは名前の由来となる一尺八寸。
三味線は曲によって調弦を変えますが、尺八は色々な長さの物をそろえる事によって対応するのだとか。
今回三井さんが持ってこられたのは、一尺八寸、一尺七寸、一尺六寸の3本。
本数が多いときはアタッシュケース並の専用ケースに収めるんだそうです。

前半ステージ最後は異色の選曲とも言える、
グリーグ作曲「ワルツ」
原曲はピアノ独奏曲で、ノルウェーの民族的な色彩も感じ取られる可愛らしい小品です。
こういったクラシック作品もいいものですね。
ほのぼのとした尺八の音色、とっても素敵でした。


ここで20分間のティータイム。
本日のお菓子は、田原くっきー工房さん。
左から、チョコチップ・プレーン・ふわごろナッツの3種類です。
さて、お好みは?

奥のカウンターで飲み物とお菓子を選んでいただきます。





暖かい日差しが差し込むラウンジで、ゆったりとくつろがれるお客様。

後半1曲目は皆さんよくご存じの、熊本民謡「おてもやん」


音弥さんの粋な唄と三味線から始まり、続く各ソロパートのアドリブや掛け合いなど、雰囲気はまさにジャズ。
会場の手拍子も加わり、いやが上にもボルテージが高まります。
いや〜カッコイイです!

次の「山寺の和尚さん」では、何と!女性お二人のダンス&ヴォーカルに、不覚にも心を奪われてしまいました。




可愛さと色っぽさが同居した何とも言えない魅力、そしてアイドル顔負けの振り付け。
見事、私のツボにハマッてしまいました。

浮世節「たぬき」では、Molly-chanさんの小気味良い太鼓のリズムが存在感を示します。


次の2曲は三味線を置き、立って唄われます。
富山民謡「こきりこ」を、張りのある声で情緒たっぷりに唄い上げる音弥さん。
この曲は日本で最も古い民謡と言われているそうです。
打って変わり、鹿児島民謡「鹿児島小原節」では、華やかなアップテンポの曲を、掛け声も交えて威勢良く。
ちなみに、手持ちのタンバリンは、おニューとの事です(笑)

プログラム最後は、徳島民謡「阿波踊り」
和の明るい旋律とジャズのスウィング感が摩訶不思議に融合し、妙に心地よい響きを醸し出します。
自然と客席の手拍子も加わり、ステージは最高潮に!
演奏終了後、惜しみないアンコールの拍手に応え、
美空ひばりさんの大ヒット曲「リンゴ追分」を、しっとりと演奏して下さいました。

中学生スタッフより弁天COZO の皆さんに花束が贈られ、会場は温かい拍手と笑顔に包まれました。
活動再開、切にお願いします!

コンサート終了後、お客様よりアンケートの回収をさせていただきました。
ご来場いただき、誠にありがとうございました。

弁天COZO の皆さんに見送られ、満足そうに会場を後にされるお客様。

最後に、出演者の皆さんと共に記念撮影を行いました。
素晴らしい演奏をありがとうございました。

会場の後片付けはスタッフ全員で。
フロアに敷き詰めたビニールシートを剥がしています。

ドリームの会の生徒さんにもアンケートをお願いしました。
皆さん、お疲れさま!



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