第76回 あつみロビーコンサート
名曲コンサート 〜3人の音楽家による響きの共演〜
EAST MEETS WEST with AI

情熱大陸から始まった今回のコンサートは、箏・ピアノ・パーカッション・ヴァイオリンという、ちょっと変わった組み合わせのユニット “EAST MEETS WEST with AI” の皆さん。
SAKURAは箏の演奏ではよく聴かれていますが、「二十弦箏」という新しい楽器が奏でる繊細かつ壮大な響きが印象的でした。
また、テレビで今人気の「真田丸のテーマ」では、会場全体が耳をそばだてて真剣に聴き入っていました。
お正月によく耳にする「春の海」は尺八の代わりにヴァイオリンという演奏で、また違った趣で聴く事が出来ました。
杉浦さん、鈴木さん、井川さんの楽しいトークを交えてのコンサートでしたが、最後はとびっきりかっこ良く「ルパン三世のテーマ」で幕を閉じました。
他のイベントと日時が重なった事もあり心配しましたが、多くの方が来場され楽しんで頂けたと思います。



今回のコンサートのチラシです。



今年度のロビーコンサートがいよいよ始まります。
色鮮やかなひまわりの花とロビコンの案内看板が、文化会館入り口に・・・

受付係です。
今年度も福江中学校のボランティアグループ「ドリームの会」の皆さんが、スタッフとして参加してくれました。
よろしくお願いしま〜す!

開場時間となりました。




次々と来場されるお客様に、中学生スタッフが明るい笑顔で応対します。

司会はロビコン立ち上げ当初からのベテランスタッフHさん。
頼りになります!

本日は「3人の音楽家による響きの共演」と題し、EAST MEETS WEST with AI(箏 杉浦 充、ピアノ/パーカッション 鈴木直己、ヴァイオリン 井川 愛)の皆さんによる演奏です。
ちなみに、このユニットは 第37回ロビーコンサート に出演された EAST MEETS WEST のお二人に井川さんが加わったスペシャル版。
今回が最初で最後かも!との事ですが?
オープニングは「情熱大陸」
初っ端から気迫のこもった演奏で、会場は一気に盛り上がります。


次は、本来は作曲家である鈴木さんのオリジナルで、TBS「世界遺産」で使われた曲「Sonido de la Historia」(歴史の調べ)
トルコのカッパドキアの遺跡の映像で流された音楽ですが、今日はヴァイオリンとピアノで演奏して下さいます。







なお、この曲は第25回ロビーコンサートでも鈴木さんがソロで演奏されています。



次は、杉浦さんが「さくらさくら」を箏の独奏曲としてアレンジした SAKURA
この曲は古来、使われてきた十三弦箏ではなく、新しい二十弦箏で演奏されます。(実際は弦の数は21本)

和のメロディーと、それを支える洋の和声。
これまでの箏の概念を覆す斬新な響きがエキゾティックです。





鈴木さんのピアノで、ATSUMI〜インプロヴィゼーション〜
これぞ正に鈴木さんのお家芸!
ある題目から曲をイメージし、即興演奏してしまうという離れ業を行います。
早速会場のお客様から、渥美と言えばこれだ!というようなキーワード「緑の街・海・恋路が浜・花」をいただき、曲のイメージを思考しながら演奏に入ります。

渥美の1日が過ぎ去り、夕日が沈んでいく様を見事に即興で表現された鈴木さん、超絶 凄ワザ!です。





続いて、現在NHKで放送中の大河ドラマ「真田丸のテーマ」
原曲はヴァイオリン協奏曲風なオーケストラナンバーなんですが、今回は3人で!
そのハンディ?を物ともせず、気迫に満ちた力強さと美しさで客席を魅了。
前半ステージ最後を飾るにふさわしい演奏でした。

ここで、20分間のティータイム。
こちらでお客様に好みの飲み物とお菓子を選んでいただきます。

皆さん、ラウンジで思い思いにくつろがれています。



そろそろ後半ステージの始まりです。





後半1曲目は井川さんのヴァイオリン独奏で、クライスラー作曲「プレリュードとアレグロ」
ピアノ伴奏は鈴木さんです。
井川さんと鈴木さんとのユーモアあふれるトークに心がほっこりです。

時にはこういう本格的なクラシックも聴けるなんて、贅沢の極みですね。
井川さんの華麗なヴァイオリンさばき、うっとり見とれてしまいます。

次は杉浦さんと井川さんによる「春の海」
原曲は尺八と箏の二重奏ですが、今回はヴァイオリンと箏。
和と洋の絶妙なコラボレーションが実に見事です。


再び3人そろっての演奏で「万賛歌」
叙情感あふれる日本的な旋律がこの楽器構成に見事にマッチし、得も言われぬ美しさに魅せられてしまいました。
今回初めて聴いたのですが、いい曲ですね。


次は、会場の皆さんと一緒に「浜辺の歌」を歌います。
参加型のコンサートって、やっぱりいいですね。
続いてジャズの名曲、チックコリアの「スペイン」
ロドリーゴ作曲のアランフェス協奏曲をフューチャーしたノリノリのナンバーです。

いよいよプログラム最後は、ピアソラ作曲「リベルタンゴ」
ここで鈴木さんが杉浦さんからのムチャ振りで、曲の説明をさせられる羽目に。(笑)
が、さすが作曲家の鈴木さん、臆することなくうんちくを語り始めますが・・・


演奏終了後、スタッフより花束が贈呈されました。
続いて会場から拍手の嵐がわき起こり・・・





アンコールは「ルパン3世のテーマ」
ヴァラエティーに富んだ選曲、プログラム構成、卓越した演奏技術等々、本当に素晴らしいステージでした。
杉浦さん、鈴木さんお二人の、場の雰囲気を読みながらの絶妙なトークも最高でしたが、それに臆さず応対していた井川さんの健気さ、すごく良かったです。


ロビコンのPA担当スタッフ 鈴木登士勝君です。
彼がドラムスとして参加するバンド Last lot が、このたびCDを発売することとなり、アルバムに収録されている最新曲 「想いを乗せて」 が、NTP名古屋トヨペット60周年webCMに起用されました。
私自身ロビーコンサートのスタッフとして、この上ない喜びです。(笑)

コンサート終了後、お客様よりアンケートの回収をさせていただきました。
ご来場いただき、誠にありがとうございました。

ホール出口ではCDの販売が行われていました。
もちろん杉浦さんのサイン入り!


後片付けの前に、出演者・ご家族の皆さんと共に記念撮影を行いました。
素晴らしい演奏をありがとうございました。

「ドリームの会」のメンバーと共に、会場の後片付けを行います。
スタッフの皆さん、お疲れ様でした。



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